2016年4月14日 熊本県に震度7の直下型地震が発生しました。2011年の東北地方太平洋沖地震をはじめ、日本ばかりでなく世界中で地震が頻発。今、地球の地殻は、不安定な状態にあるようですね。
災害が起こったときに、真っ先に心配になる、家族や知人の安否です。しかし、災害発生時には、緊急性の高い通信を確保するため電話回線の規制が行われ、回線がつながらなくなってしまいます。
2011年の地震の時もそうだったのですが、緊急時の電話はまったくと言っていいほどつながりません。そんな時には、SNSのようなネットが威力を発揮します。
東北の地震のときには、Twitterのメッセージ拡散で、多くの人の命が助けられ話題になりましたよね。
災害時に自分の存在をいかに知らさせるかが、生死に大きく関わってきますので、自分なりの連絡方法をしっかり覚えておいてください。
現在は、大手電話会社、Facebook、Twitter、Lineなどのソーシャル系、Google yahooなどネット系が、災害時の対応のため、特別なメニューを用意しています。
公的に推奨されているのが、171の災害用伝言ダイヤルと、災害用伝言板 Web171です。
災害用伝言ダイヤルは、地震、噴火などの災害の発生したエリアの電話番号を介して、メッセージをやり取りします。
でも、171とWeb171をどう使ったらいいか、わかっている人は意外と少ないので、簡単にまとめてみました。
災害用伝言ダイヤル171は、固定電話 スマホ 公衆電話から利用可能
画像:NTT 災害用伝言ダイヤル171より
災害地域の人の電話番号を使って、伝言をやり取りします。
今回の熊本の地震では、伝言登録エリアが九州全域(沖縄除く)に設定されましたので、九州エリアの09(沖縄除く)から始まる電話番号を使って伝言と、再生を行います。
例えば、今回の例では、熊本市の 096-☓☓☓-☓☓☓☓、という電話番号を使って行います。
【伝言】
①171に電話する
②選択 1:録音 2:再生 ・・1を押す
③災害地の電話番号 096-☓☓☓-☓☓☓☓ を入れる
④メッセージを録音する(30秒以内)
⑤9を押す
⑥録音内容の確認
⑦終了
【再生】
①171に電話する
②選択 1:録音 2:再生 ・・2を入れる
③災害地の電話番号 096-☓☓☓-☓☓☓☓ を入れる
④メッセージが再生される
⑤8:繰り返し 9:次の伝言
⑥3:こちらからの伝言入れるとき
⑦終了
災害用伝言板Web171は、パソコン、スマホ、携帯で利用可能
【伝言】
①Web171にアクセスする https://www.web171.jp/
②伝言を伝える電話番号を入力し、登録をクリック
③名前 伝言内容を選択し登録する
④伝言内容が表示される
⑤伝えたい内容があればクリック
NTTの使い方の説明は、わかりづらいですが、要は「171に電話する」か、「https://www.web171.jp/」にアクセスすれば使えます。
Web171のサイトを、あらかじめスマホにブックマークしておくと緊急時にスムーズに使えます。
でも、やっぱりLineで「大丈夫?」っていれたほうが、めんどくさくなくて手っ取り早いですよね・・・。Lineを使うときには外線は使わないで、メッセージかLine電話でやりとりしてくださいね。