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東洋医学が科学的に解明されてきて、医療の現場にも積極的に取り入れられています。

処方薬に漢方をだす病院がずいぶん増え、ツムラのパッケージはすっかり馴染みになりましたよね。

東洋医学には、漢方医学と鍼灸医学があり、ともに大きな治療効果があります。

鍼灸医学では、全身にある12本の経路と経穴(ツボ)を刺激することで治療を行います。

経路は、神経や血管、筋肉などが関係しており、その経路の要所にあるのが経穴(ツボ)で、ツボは全身で360ヶ所あると言われています。

ツボを刺激すると体の調子をコントロールできることから、古くから病気の治療法として、鍼灸治療や指圧が行われてきました。

私たちも疲れてくると、何気なく目頭を抑えたり、こめかみを押したり、肩をもんだりしますよね。

血液や体液の流れが改善されるためなのか、ちょっとやっただけで、かなりスッキリしてきます。

その他、便意、頭痛、鼻水、体の冷えなど、ツボを押すことで応急処置をすることができるそうですよ。

TBS「駆け込みドクター」では、日常生活に役立つ、いろいろなツボを教えてくれました。

私の場合には、お腹が弱いので「便意を止めるツボ」は、ぜひ覚えておきたいですね。

突然便意に襲われたときのツボ

章門(しょうもん)と呼ばれるツボを押すと、胃腸の働きを調整し便意の出を押さえることができます。

この部分をハンコを押すくらいの強さで5秒押す離すを、5回繰り返します。

突然の頭痛に襲われたときのツボ

こめかみの部分のある太陽のツボと、頭の後ろにある風池(ふうち)のツボを押すことで、頭痛を鎮めることができます。

鼻水が止まらないときのツボ

上迎香(じょうげいこう)という鼻の横にあるツボを押すと、鼻の中の炎症を和らぎます。花粉症にも効果があるそうです。

冷え性を改善するツボ

くるぶしから膝までを3等分し、下から3分の1の位置に築賓(ちくひん)というツボが、足の指と指の間のくぼみには、八風(はちふう)いうツボがあります。

体が冷えているときに押すと体が温まります。実験してみると、ツボを押したあと、手では+2℃、冷えが強い脚では、+8℃温度が上がってましたから効果抜群のようです。

冷え性を改善するツボ、クーラーで冷えた体を温めるのにいいですね。お悩みの方は、やってみてください。