『フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~』の著者ジェニファー・L・スコットさん来日し、日本テレビ「世界一受けたい授業」で特別授業を行いました。
米国人のジェニファーさんは、南カリフォルニア大学3年生のとき、フランスの大学へ留学し、パリの由緒ある貴族の邸宅で暮らすことになりました。
そこで出会ったのが、邸宅で暮らすマダム・シック。ジェニファーさんは、シックさんのシンプルでシックな生き方に感銘をうけ、帰国後、本にまとめ自主出版したところ大反響をよびベストセラーに、現在12カ国で翻訳され出版されまています。
マダム・シックから学んだことは、「毎日を特別な日のように生きること」です。毎日を特別の日と思い、一番いいものを身につけ、一番良いものを使って生活すれば、話し方や態度、姿勢も自然に変わってくるといいます。
服は、季節ごとにコアアイテムなるのを10着選び、組み合わせを考えながら着こなすことで、自分らしさを表現できるといいます。
そのために、まずワードローブをスッキリさせ、いらないもの整理してしまうこと。
整理するポイントは、
①気に入っている服かどうか?
②ちゃんと着ている服かどうか?
③サイズがあっているかどうか?
④自分に似合っているかどうか?
④自分らしい服かどうか?
だそうです。
確かに、クロゼットの中は、ほとんど着ない服や、似合わない服、組み合わせできない服などであふれていますよね。
暮らし方では、いちばん良いものをとっておくのではなく、毎日一番良いものを使うことだそうです。そうすることで、簡単に毎日を特別な日にすることができます。
朝10秒でスタイルが良くなるパリジェンヌの美の秘訣も教えてくれましたのでご紹介します。シンプルで素敵なフランス女性の生き方、ぜひ勉強し見習いたいですね。
質の高い暮らしは秩序のある生活
ジェニファー・L・スコットさんは、15年前アメリカのカルフォルニア州に住んでいましたが、交換留学生としてパリに住むことになりました。そこで生活した半年で、身も心もパリジェンスになりました。
一番驚いたことは、部屋にあるクローゼットが小さいこと。その理由は、家族全員、各自10着の服しか持っていないので、小さなクローゼットで十分だと言われたそうです。
●安いものを買うのではなく、質の良い物だけを持つこと。
そうすればいつも気に入った服を着られます。家事をする時は、お気に入りのエプロンをすればいいそうです。
10着の服があれば、どんな服をもっているか頭にあり、無駄な物を買わなくなり、買い物も楽しくなります。10着は、春秋で10着、夏物10着、冬物10着という意味で、ドレスやコートは10着には含みません。
少なくても気に入った服を持っているなど、「暮らしの質を高める」ことが大切です。
●質の高い暮らしは秩序のある生活
家の中で気をつけること
・有名は高級グラスは飾っておくのではなく、毎日使うこと。そうすることで暮らしの質が高まります。
・ダイニングテーブルの上には何も置かない。ダイニングテーブルは食事する場所です。ハガキや封筒などを置かないようにするとスッキリします。
・キッチン周りにおやつ置かない。手の届くところにおやつがあると、お腹が空いてなくても食べたくなり、1日中つまんだら太ってしまいます。
・食事中によく喋ること。フランス人は食事中家族みんなでよく話しをします。食事時間は1時間20分、日本人の夕食の平均は20分未満だそうです。
●出かける前にすべき痩せる秘訣とは・・後ろ姿を鏡で確認することです。
実は、後ろ姿に体形が映し出されます。たとえば、キレイな足の後ろに、たるんだセルライトなどにも気をつけるべきです。
あるレストランで、完璧に決めた女性が歩いていて、後ろ姿を追ったところ、おしりのとこに穴が空いていたそうです。
前は、着飾ることはできますが、本当の美しさは後ろ姿にあります。
ですから、出かけるときには、必ず後ろ姿を鏡でチェックしてください。それだけで、背筋もピッと伸びて素敵になるそうです。