今、地域医療のあり方が見直されています。自分の家の近くで、いい主治医をもつことは、これから老後を迎える私たちにとって大切なこと。
見渡してみると、病院は沢山あるけど、どの病院を選んでいいかよくわかりません。「大丈夫ですよ、様子を見ましょうの間に手遅れ」なんていう話しも耳にしますし困ってしまいますよね。
そんな私たちに、お医者さんの上手な選びかたを、石見陽先生が教えてくれます。
石見先生は、お医者さん専用のネットワーク会社メドピアの代表者でありながら、今でも週1回現役医者として現場にたっています。
このサイトは、医者同士が診療のあり方や薬の処方についてのディスカッションをする場ですから、医者の本当の姿や実態をよく知っています。
ですから、石見先生にはお医者さんとのつきあいかたのノウハウがたっぷり。そこで世界一受けたい授業で「お医者さんのベストチョイス 」の方法を教えてくれました。
石見先生が教えてくれる良いお医者さんのベストチョイス
石見先生の運営するサイトは、医師向けのコミュニティーサイト「Med Peer(メドピア)」。このサイトは、医師限定のサービスを提供しており、会員数は、7万3964人(平成26年12月現在)もいます。医師の約4人に1人が会員ということになります。
このサイトで語られていることは、「この薬は効きいやすい」とか、「副作用が出やすい」、「副作用が出にくい」などで、言ってみれば「薬の食べログ」のような感じだそうです。
薬を口コミで評価して、医師同士で共有しています。薬を点数で評価して、コメントでも「この薬は、こういう患者さんに合うようだ」などと活発に交流しています。
そこで、語られている医師のベストチョイスをご紹介します。
医師が積極的に食べているもの
5位 リンゴ
4位 ブロッコリー
・ブロッコリーには、がんの予防効果やピロリ菌の抑制効果があると言われています。
・ブロッコリーを含むアブラナ科の野菜を選ぶことが多い。オリーブオイル併用での無水調理が定番。
3位 納豆
・発酵食品を食べるように心がけている
・発酵食品は塩分に気を付ければ体によさそう
2位 ヨーグルト
ヨーグルトにバナナを入れ、エクストラバージンオイルを少し加えると、食物繊維、乳酸菌、オレイン酸、を手軽に補給できます。
1位 トマト
・できるだけ生で食べる。
・毎朝、酢とオリーブオイルで食べる
・納豆にみじん切りのトマトを絡めると美味しい
医師が良いと思う病院
5位 医療関係者が利用
・身内が利用すると言うことは、信頼のおけるドクターがいると言うこと。
4位 連携がとれる病院
・完璧な病院などありません。何かあれば得意な分野の居る医師への紹介ネットワークごフットワークの軽い病院が良い。
3位 良い挨拶
・挨拶ができずに医師同士のコミュニケーションが取れるわけがない
2位 同業者の評判
・医療関係者がほめる病院は本物だと思います。
1位 説明が分かりやすい
・疑問点を聞きやすい雰囲気の所はトラブルも少ない
・上手に説明しようとするためには、その疾患について良く知らなければならない
医師が嫌がる患者
5位 時間外受診
・時間外に来た方がすいているから、学校があるのでその前に、などと言われても困る
4位 無理な要求
・うちの子はグルメだから美味しい薬をだせ等意味不明なことを言わないで。
3位 薬を正しく飲まない
・指示通り内服しないと薬が効いていないのかどうか判断できない。
・家族や知人に薬を分けることも良くないと思います。
2位 治療を勝手に中断
・患者さんの事を第一に考えて一生懸命治療をしているのに、勝手に治療を中断されるとやるせなくなる
1位 スタッフへの暴言・暴力
・医師には丁寧だが、看護師や事務職員には高圧的な患者が多い。
・昔 深夜に手の切り傷で来院し3針縫合したら、「眠そうな顔をして診察した」と怒られ、治療費も払わず帰宅された。
石見医師は、患者さんと医師は、お互い敬意をもってやり取りできると一番良いと言っていました。
また、医師に「延命治療を希望しますか」の質問に、希望する13%、希望しない87%と言う結果がありました。
延命治療を希望しない理由
残された家族には自分の元気だった姿を覚えていて欲しい。肉体的・金銭的負担も大きくなる。最後の瞬間まで自分らしく人間らしくできない医療は自分としては否定します。
延命治療を希望する理由
いつ新しい画期的な治療法が見つかるかもしれないから、希望を捨てずにできる限りの治療を受けたい。
いかがでしたか。医師の意見はとても参考になりますね。