腰痛の8割は原因不明と言われる中、今回の駆け込みドクターで、整形外科医の神戸克明先生が、腰痛の新事実を教えてくれました。
今まで腰痛があり、検査しても何でもない人の統計を取ると、骨盤が30度以上傾いている人が多かったと言います。
腰痛には、骨盤の角度が影響しているようです。
普通、まっすぐに立った時、骨盤は前に傾いています。その角度は、25度から30度。
ところが、骨盤の前傾が30度以上になると30倍のリスクで腰痛が起こると神戸先生は言います。
骨盤が前に傾く要因は、
●スマホを前屈で使う
●パソコンを使うことが多い
●まっすぐ仰向けで寝る
そこで、神戸先生が自分でできる骨盤の角度を計る方法を教えてくれました。
テープと5円玉と千円札を使った自分でできる骨盤の角度を測る方法
用意するものは、テープと5円玉と千円札。
①骨盤の角度の目安になる骨を探す
・骨盤の先端の骨と足の付け根の骨を探します
②2つの骨をビニールテープで結ぶ
③糸で吊るした5円玉を骨盤の先端へ
この角度が30度以上なら危険サインです。
千円札で30度を作る
①1000円札を対角線で二つに斜めに折ります
②残った三角部分をもう一度折り曲げます
③折り曲げた先が30度になります
1000円札より傾いている人は要注意です。
骨盤が30度以上傾いている人は、膝の下に枕などを入れて寝ると良いそうです。
普段から、スマホの操作など骨盤が傾くような行為を避けて、腰痛を予防したいですね。