糖尿病の人、多いですよね。なんと予備軍をいれると5人に1人だそうです。糖尿病になると血管障害がおこり、失明や心筋梗塞、脳梗塞など様々な病気の合併症を起こしてしまいます。
ですから、早い段階で見つけて治療することが大切です。通常、糖尿病は健康診断の血液検査で発見されますが、そう信じこんでいるために、糖尿病を発見できないことがあります。
一般的に健康診断は、その他の数値もチェックしているため、空腹時の血液を採取して行われます。普通の糖尿病は、この検査でチェックできるのですが、かくれ糖尿病の人は発見されません。
かくれ糖尿病とは、食後に急激に血糖値が上昇して、空腹時になると正常値に戻ってしまう糖尿病です。そのため、糖尿病であるのにもかかわらず健康診断で発見されないのです。
かくれ糖尿病の人が、通常の空腹時の血液検査でひっかかるようになったときは、症状がかなり進行してしまい危険な状態です。ですから、早い段階で糖尿病を発見し治療しておくことが必要となります。
かくれ糖尿病を発見する方法
①HbA1C検査を病院で受けます。
HbA1C(ヘモグロビン・エイワンシー)は、過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を知ることができるため、かくれ糖尿病の人でも発見することができます。
標準の血液検査でやるところも多くなりましたが、念のため「ヘモグロビン・エイワンシー検査もお願いします」というと、数百円の負担増でできるそうです。
2014年4月より、薬局でHbA1C検査(2014年は東京都足立区10ケ所と徳島県10ケ所)できるようになりました。
②血糖測定器で測ります。
指先から血をとり血糖値をはかります。薬局やネットで1万円前後で販売されています。
③尿糖試験紙でチェックします。
尿糖試験紙は薬局で700円前後で買えます。尿を試験紙にかけて紙の色の変化で判断します。食後に行うことで、かくれ糖尿病の可能性チェックすることができます。
尿糖試験紙の検査は、安価で家庭でも手軽に行えるので、ぜひトイレにおいておいて定期的にチェックすることをオススメします。
H27年2月21日放送 Eテレ「チョイス@病気になったとき」でも、糖尿病を早い段階で発見するためのチョイスをとして、HbA1C検査を紹介していました。