ひざ痛になると、寒さや気圧にとても敏感になってきますよね。寒い日は、関節がコキコキを音をたてたり、低気圧が近づくと痛みが更に増してきます。外気が関節の中の関節液に影響を与えているんでしょうか・・、特に冬はツライですよね。
一度ひざ痛になると、ほんとうに治りにくいので、今ひざ痛のない方は、生涯悩まないようにしっかり予防しておくことをオススメします。
H27年1月13日放送の「たけしのみんなの家庭の医学」では、ひざ痛の簡単予防法と改善体操を教えてくれました。
その体操は、膝の名医が開発したマル秘マッサージだそうです。
ひざ痛の原因はひざの筋肉のコリにあり、そのコリを解消すれば、長引くひざ痛とオサラバできるそうですから期待大ですね。
また、日本の平均寿命最下位の青森の汚名を返上しようと、NHK青森の「脱・短命プロジェクト」で作られた「元気あっぷる体操」でお年寄りのひざ痛が半年で激減しているという情報を紹介してました。
太ももの筋肉を鍛えるあっぷる体操
膝痛を予防・解消する2つの方法
番組で紹介された女性63歳は、50歳くらいからズキンズキンと刺すようなひざ痛に悩まされていました。女性の膝は、加齢による変形性膝関節症で、関節の軟骨がすり減り、関節が当たって痛みを発症していました。
普通の人は、関節と関節の間に隙間がありますが、女性の関節には、隙間がなく、動かすたびに痛みが走っていました。
一度すり減った軟骨は元の状態には戻りませんが、軟骨がすり減った状態でも、痛むことなく、正座もでき、階段も降りれるようになるプロジェクトがあると言います。
そのプロジェクトは、「あっぷる体操」。あっぷる体操は、ストレッチや筋力アップトレーニングを取り入れた有酸素運動で、40種類以上のエクササイズによる健康増進体操です。
あっぷる体操は、全部行うと30分以上かかります。その中でも、ひざの痛みを改善する屈伸運動が大腿四頭筋の筋力訓練になっているようです。
大腿四頭筋やひざ裏のハムストリングの筋肉が弱くなると、ひざへの衝撃を小さくすることができなくなります。これにより、変形性膝関節症が進行してしまうと言います。
ひざへの衝撃をやわらげるには、太ももの前の筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」とふくらはぎの前の筋肉「前脛骨筋(ぜんけいこっきん)」、太ももの裏側の筋肉「ハムストリング」、ふくらはぎの筋肉「腓腹筋(ひふくきん)」を鍛えることが必要です。
そこで、ひざ痛の名医、弘前大学大学院医学研究科 整形外科 教授 石橋恭之先生が、いつでもどこでも1日1分でひざ痛改善する体操を教えてくれました。
1日1分でひざ痛改善する体操
「イスで筋力アップ法」は2つあります。
それは、①太ももの前側の筋肉「大腿四頭筋」と
②太ももの裏の筋肉「ハムストリング」を鍛える体操です。
大腿四頭筋を鍛える方法
①イスに深く腰欠けて足を前に突き出す
その時、足首は90度、ひざは曲げないことがポイント
②太ももに力をいれ10秒間続ける
左右3回ずつを1セットとして朝昼夜と行うと効果的です。
ハムストリングを鍛える方法
①イスの後ろに立ち、背もたれに手をかける
②片足で立ち、かかとを上げて行く
③ゆっくり足を下ろす これを繰り返す
足を下ろすとき、できるだけゆっくり行うのがポイント
左右10回ずつ朝昼夜行うと効果的です。
これなら簡単で毎日続けられそうですね。私たち中高年は、放っておくと足の筋力がどんどん落ちてしまいます。少しずつでも毎日続けることが大切だと思います。
ひざ痛の新原因はひざのコリ ひざのコリを解す1分マッサージはこちらの記事で紹介しています。