つま先が痛くて困っている人はハンマートゥかもしれません。ハンマートゥとは、足の指が変形してしまう病気です。
足の指は、指の骨と同様に小さな骨3つでできていますが、その関節部が変形してしまう病気です。3つの関節のどの位置が変形しているかで、クロ-トゥ、マレットトゥ、ハンマートゥと診断されます。
クロ-トゥとは、第2関節、第3関節が曲がってしまいクロ-(鉤爪)のような形に変形してしまいます。マレットトゥとは、第1関節が曲がってしまいマレット(木槌)のような変形をしてしまいます。ハンマートゥとは、第1関節、第2関節、第3関節が曲がってしまうハンマー(金槌)のように曲がってしまいます。
靴を履いていると痛み、赤く腫れてきます。はじめは、曲がっていても指で押すと元通りまっすぐになるのですが、やがて戻らくなってしまいます。
原因は、足の合わない靴を履いているため。その他、足の骨格構造の問題や、糖尿病が原因の場合があります。放置しておくと、足の痛みばかりか、腰や膝の痛み、身体の歪みなど全身に影響をおよぼすようになります。
指先の腹に魚の目ができたり、裸足になったときに、足の第2関節がくの字に盛り上がっていたりする人は、ハンマートゥの可能性があります。
駆け込みドクターでは、その見分け方や予防法、対処法などを教えてくれました。
ハンマートゥの治し方 ゴルフボールマッサージ
最近足にトラブルのある人が増えています。特に、女性は筋肉が弱く、ヒールなどをはくためほとんどの人がトラブルを抱えています。
足のトラブルは
①外反母趾、ハンマートゥ
②足底筋膜炎
③角質(魚の目、タコなど)
外反母趾は、親指の先は小指側に曲がり、親指の付け根部分が外に突き出す症状です。5度~8度が正常、15度以上の外反母趾と診断されます。
ひどくなると50度にもなってしまう人がいます。外反母趾は、痛みがないので気をつけないといけません。
また、ヒールでハンマートゥになっている人が増えています。
ハンマートゥになると、足の指がまっすぐに伸びず変形してしまい放置すると手術の可能性もあります。
足底筋膜炎とは、かかとの骨から土踏まずを通っている筋肉が、合わない靴や加齢による足底筋膜の回復力低下で起こります。
これらのトラブルを避けるには、足の裏の筋肉をほぐしてしなやかにする必要があります。ほぐさないでいると、その形で固まってしまい関節が長時間固定されてしまい運動機能が失われてしまいます。
ゴルフボールで足裏ほぐし
①ゴルフボールを使い足の裏をほぐします。
足の下でゴルフボールを全体的にまんべんなくころがし、コリをとります。
②足の指でゴルフボールをはさみ持ち上げます。
持ち上げて5秒キープし左右の足で1日5セット行います。とても気持ちいいので、ぜひやってみてください。