川島なお美さんは、私たちと同じ世代のアラフィフです。癌の好発年齢ですし、いろいろな病気が現れてくる年代ですので、癌と聞いても不思議ではありません。

ただ、川島なお美さんは女優と言う職業柄、美容健康に気を使っているイメージがあり、癌とは程遠い美しさを感じていましたので、癌と聞いてもピンときませんでした。

また、川島さんの患っている胆管がんは、難しいがんで、「5年生存率は50%」と医師から告げられたそうです。

癌になっても強い美しさを維持している川島さんですが、金スマでは私生活を初告白しました。

川島さんの闘病もしかり、実は川島さんの夫は、網膜中心静脈閉塞症と病気にかかり、片目を失明しています。

以前、他の番組で、730日に渡る川島さん夫婦の闘病記が紹介され、そこで、川島さんは、心理カウンセラー心屋仁之助さんに心情を吐露し、涙を流していました。

強く美しく見える川島さんも私生活では、いろいろな苦労があり、泣いたり苦しんだりしてきたのでしょうね。そんな川島さんの初告白とは・・

川島なお美さん 肝内胆管がん

川島さんは、元祖女子大生アイドルとしてデビューします。

その後、1989年に移動中のロケバスが転落し、全治3か月の頸椎骨折。この時決まっていた仕事を降板します。

ヘアヌード写真集がはやると、川島さんも出版し、55万部の大ヒット。失楽園のテレビドラマの話が来ると、フルヌードで体当たり演技。

ワインブームが来ると、ワイン好きと注目され、「私の血はワインでできている」などの名言を多数残し、ワイン女優として随分メディアに出ていました。

しかし、彼女は、昔からワインが本当に好きで、ワインブームに乗ったわけではないと理解されたかったと言います。

このように、生き残るのが難しいと言われる芸能界で頑張ってきた彼女は、今から5年前2009年にパティシエである鎧塚俊彦さんと結婚します。

結婚からたった1年で、鎧塚さんに失明の危機。その時病気について彼女は猛勉強し、夫の力になろうとします。鎧塚さんは4回の手術をすれど失明は免れず、左目の視力を失います。このとき、川島さんは、「夫の左目になる」と誓います。

そして結婚5年後、川島さんが52歳の時、今度は、川島さんにがんが見つかります。川島さんが毎年人間ドックを受けている病院から電話があり、肝臓の中に1.7cmの腫瘍が見つかったと言われます。

川島さんの癌は、「肝内胆管がん」で、肝臓で作られた胆汁を十二指腸に運ぶ胆管にがん細胞が発生する肝臓がんの一種です。

胆管がんの場合、もし転移をしていれば、生存率は10%を切ると言う難しい癌です。このがんは、手術前の生体検査ができず、手術をしてみて良性か悪性かを特定し、悪性で転移している場合、そのまま手術を終わる場合もあるそうです。

また、胆管がんは、発見がおくれる場合が多く、移転している可能性が高いガンでもあります。

彼女は、どうしてもガンを極秘にしたかったので、決まっているすべての仕事をやり終えてからでないと手術をしないと決めました。手術をすれば、仕事をキャンセルしなくてはならず、キャンセルをすれば、自分の癌を公表しなければならないと思ったからです。

仕事を続けているうち、彼女の癌は確実に大きくなっていきました。不安な彼女に、夫からのメールは本当に心強かったと言います。

すべての仕事を終えたあと、夫の勧めもありついに手術を決めた川島さん。2014年1月26日に極秘入院をし、12時間にも及ぶ手術をしました。

彼女がうけたのは、内視鏡の一種である腹腔鏡を使い、おなかやおへその辺りに小さな穴をあける手術。

開けて転移している可能性は大いにあったので、夫は本当に誤解なく言えば、どうやって死んでいくのかを考えたそうです。

手術の前、川島さんは夫に宛て遺書である手紙を書きます。「できれば再婚しないでね。一緒のお墓に入りたいから。先に行っているから、ゆっくり来てね。愛してる。なお美より」

そして、手術は無事に終わり、転移もなく、癌はすべて切除できました。しかし、川島さんの癌は、再発の可能性がないわけではありません。

それでも、2人でこれらかも乗り越えて行けばいいんじゃないの、どんな山も一緒に、彼だったら乗り越えさせてくれるんじゃないですかね。

また、彼の身になにかあったら、力になりたい、そのためには元気でいたいと川島さんは笑って言いました。

夫婦の絆って本当にいいな~と思いました。

しかし、ガンは、早期発見し早期治療が基本中の基本です。おかしいと思ったら、すぐに病院で検査を受けてください。

どうしても時間がとれない方や病院へ行くのが怖い方は、自宅で簡単にガン検査ができるデメカル血液検査キットのようなものもあるので、なんらかの方法で必ず確認してみてください。

追記1:
川島さん夫婦が彼女の癌を極秘にしたかった理由は、ワインに申し訳ないからだと言います。

川島さんの胆管がんは、肝臓がんの一種。肝臓がんになったとわかれば、当然、ワインをず~と飲んできたからだと、ワインにせいになりかねません。

ワインを心から愛する川島さんは、それだけは、避けたかったそうです。

追記2:
川島なお美さんは、都内病院にて9月24日19時55分、胆管がんにより亡くなりました。ご冥福をお祈り申し上げます。

詳しくは、川島なお美さん 抗がん剤も少ない肝内胆管癌治療の難しさで紹介しています。