いしだ壱成さん1974年12月7日生まれ、本名は星川 一星（ほしかわ いっせい）。
壱成さんが石田純一さんの息子であることは、誰もが知っていますけど、お母さんのことや、出生のことはあまり知られてません。
壱成さんのお母さんは、星川まりさん。現在、「緑の党」社会運動部長や脱原発の日実行委員として活躍しています。
壱成さんは、石田純一さんと星川まりさん早稲田大学に在学中に出会い学生結婚し、20歳の時に生まれた子です。
まりさんのお兄さんは、作家で活動家の星川淳さんでした。その影響からか、まりさんも学生時代からインドの精神世界に興味を持っていたそうです。
当時、東洋哲学に興味をもっていた純一さんは、そんなまりさんに急速に惹かれ学生結婚しました。
その後、純一さんは、アメリカ演劇を学ぶために渡米。アメリカ滞在中に、まりさんと離婚してしまいます。壱成さんが生まれ3年後のことです。
それから38年がたち、壱成さんの出生の秘密が、TBS「謝りたい人がいます」で初告白されました。
そこには、純一さんも知らない衝撃の事実がありました。
また、今まで語られたことのなかった石田純一さんの下積み時代、そして空白の10年が初めて語られました。
石田純一さんの恩人 渥美国泰さんとは
石田純一さんが今回謝りたかった人、それは劇団「円」の俳優 渥美国泰さんです。
渥美さんは、純一さんに「役者と人生」について、一から教えてくれた大恩人だそうです。やがて、所属していた劇団が２つに分裂することになります。
純一さんは、恩人の渥美さんと事務所の双方から引き留められます。そのとき、純一さんがとった行動は、どちらも選ばず別の事務所に行くことでした。
その後34年、恩人である渥美さんと一度も会わないまま、渥美さんは亡くなられてしまったそうです。
石田さんは、渥美さんの墓石へ行き、そのときの気持をすべて吐き出し謝りました。
壱成さんは父純一さんのことをあまり知らない
壱成さんが謝りたい人、それは石田純一さんのお父さん、オジジでした。実は、壱成さんは父純一さんのことはよく知らないそうです。
しかし、純一さんのお父さん（オジジ）とは、ちょくちょく会っていて、いつも可愛がってもらっていたそうです。
しかし、大好きだったオジジが寝込むようになってしまってからは、邪険に扱うようになってしまい、その事をずっと後悔して生きてきました。
今回、壱成さんは、はじめて石田家の墓所へ行き、大好きだったオジジに謝りました。
壱成さん出生の秘密と母 星川まりさん
壱成さんは自分の出生について、ずっと疑問に感じていたそうです。
はたした、自分は生まれてきてよかったのだろうか・・、どういう理由で、父と母は出会い別れたのか・・。
今回、壱成さんは母まりさんに会い、はじめて出生当時のことを聞きました。
純一さんと母まりさんが付き合っていたとき、純一さんは演劇の勉強のためアメリカへ行くことを決意しました。
その時、まりさんから「あなたの分身を残しておいて」と言われいて、壱成さんができ結婚します。
「1年後子供と必ずアメリカに行くから、そしたら3人で暮らそう」まりさんはそう約束し、純一さんは単身でアメリカへ渡ります。
しかし1年後になっても、まりさんからは何の連絡も入りませんでした。
クリスマスが過ぎ、年末になった頃、まりさんから「私は役者さんの妻にはなれません、ですからアメリカには行かない」と連絡が入ったそうです。
純一さんは、それを聞いた時、とても強いショックを受けたそうです。
純一さんは「きっと、まりさんに別に好きな人ができたんだ・・」と勝手に解釈し、アメリカ滞在中に離婚を決意し別れたそうです。
母 星川まりさんがはじめて語った真実
今回、壱成さんが母まりさんからはじめて聞いたこと、それは次のようなことでした。
まりさんは「将来、有望な役者になる人に妻と子供がいてはダメ」と思い、石田さんとの離婚を決意したそうです。
「本当は一番愛していたし、アメリカへ行ってずーっと、ずーっと一緒にいたかった・・」と、今回壱成さんに本当の気持ちを話されたそうです。
その事実を、壱成さんから聞いた石田さんは愕然とします。はじめて知った、まりさんの真意、やさしさ。
あまりに子供だった自分、それを、今までしらなかった自分に愕然とします。
壱成さんは、今回、自分が望まれて生まれ来たこと、自分の本当の出生の秘密と、父と母の別れの本当の理由を知りました。
思いやりとやさしさ、そして勘違いで別れてしまった、石田家の人生。その真意が38年たって今、ようやく真実のものとなりました。
たった一つの言葉が、人生を大きく変えていく・・。運命というのは、本当にわからないものですよね。
でも、そこに愛があるなら、どんな結果になっても納得できますよね。
