6月になると、じめじめシーズン本格到来です。湿度計を見ると、70%オーバーの日が連日続きます。

そんな時は、熱中症にもなりやすいので注意してくださいね。そんな嫌われものの梅雨時も、カビとっては大好きな季節です。

カビは、温度20~35℃で、湿度60%以上、栄養源となる汚れ等があるところで発生します。

お風呂場、洗濯機、台所の下、タンスの裏など、あっという間に黒カビが繁殖してしまいます。

カビ対策

洗濯物にも困りますよね。部屋干しすると、黒いカビや、かび特有のニオイ、部屋の中も湿気でジメジメしてしまいます。

また、大切にしまっておいたバックは、白カビでまっ白なんてこともありますよね。

さらに怖いのは、身体に発生するカビ。頭や鼻の周辺が痒くなる脂漏性皮膚炎は、皮脂や汗などをエサにするマラセチアというカビが原因です。

また、カビが原因で気管支炎を起こすアレルギー性気管支肺アスペルギルス症や、肺にカビが住みついてしまう肺真菌症など、危険な病気になってしまうこともあります。

そこで、カビ対策です。

最新科学から判明したカビ予防法

部屋の中のホコリ1gには、100万個のカビがいると言われています。カビの生えている部屋に住んでいると、うつ病のリスクが40%高まるそうです。

【部屋にカビのいる場所】
第1位 水道口
第2位 洗濯機
第3位 受話器を置く部分
第4位 傘立ての受け皿
第5位 お風呂周り

身体の感染するカビ

・身体を洗うタオルにマラセチアというカビがつくと背中などに発疹がでます。マラセチアは脂質をエサに増えていきます。タオルの汚れをきれいに落としてください。

・ネコの白癬菌が感染すると、身体中にカビが発生します。白癬菌は、頭にもカビが発生します。白癬菌をもった猫には気をつけてください。

・ガーデニングで土の中にいるアスペルギルス・フミガータスが、肺の中に入り死亡する例もあります。寝室やクローゼットにも発生することもあるので注意が必要です。

バッグの中のカビ

・布製の化粧ポーチには、ファンデーションの粉などがカビのエサに。週に1回は乾燥させて、汚れた場合には洗濯してください。

・イヤーホンは耳の中が蒸れ、カビが発生することも。

簡単にできるカビの防ぎ方

・食物をカビから守るには、わさびと一緒にいれておくといいそうです。

・衣類をカビから守るには5時間以内に洗濯物を乾かすこと。干すときには、アーチ状に干すといいそうです。