40代以降になると、物忘れはどんどんひどくなってきますよね。人の名前を忘れるのは日常茶飯事、物をとりに行って、部屋を移動している間に忘れたりなど心配になってくるときがあります。

でも「ご飯のメニューは忘れても、食べたことは忘れてないなら大丈夫」という認知予防の言葉に安心していると、大変なことになる場合があるようです。

それは、物忘れの原因が、脳ではなく心臓にある場合のこと。放っておくと突然死の可能性もあるとか・・・。

人は、心臓が数秒にわたり止まってしまうことがありその現象を「脈とび」といいます。

脈とび

脈とびは、2秒程度なら安心なのですが、停止時間が長くなると問題がでてきます。

心臓が停止している間は、一時的に脳へ血流がいかないため全身に様々な症状が発生するそうです。

3秒停止 物忘れ(記憶が抜ける)疲労、息切れ、冷え
5秒停止 めまい
7秒停止 失神します(体位によって違います)

さらに、時間とは別に、危険な脈とびと安全な脈とびがあるそうです。

安全な脈とびは、心臓を動かす電気信号はちゃんと送られているもの危険な脈とびは、電気信号が弱って起こる「徐脈性不整脈」。

そこで、この危険な脈とびと安全な脈とびの簡単な見分け方を、名医が教えてくれました。物忘れが多くなってきた方、要チェックですね。

危険な脈とび徐脈性不整脈

安心な脈とびと危険な脈とび

安心な脈とび・・リズムの乱れが回復するまで脈が飛ぶ

このような脈飛びが1日数回起きても心配ありません。一般の人の9割、50歳以上の99%人に見られます。

危険な脈飛び・・突然鼓動がとまり数秒間脈がとぶ

徐脈性不整脈の発見法

やはり自分で脈を測るのが一番です。危険な脈とびは、1分間測れば見つかる可能性が高いそうです。

3秒以上の脈とび、物忘れの症状があった人は、24時間心電図などの精密検査を受けてください。

徐脈性不整脈の対処法

・24時間心電図で検査
・日ごろから脈をとる習慣をつける