エイリアンと聞くと、あの有名な映画を思い出すますね。人体に寄生して次々と増殖する化け物は、何度見ても怖いですね。^^;
実は、人体の心臓に取り付く本物のエイリアンがいます。その名は「エイリアン脂肪」(心臓周囲脂肪)といいます。
内臓にとりつく脂肪の容量を超えると、肝臓・筋肉・血管などに脂肪がついていきます。これを異所性脂肪といいます。
その脂肪が心臓の周囲にとりついたのが、エイリアン脂肪なのです。この脂肪を取りつかれた心臓は、黄色い脂肪で覆われてしまいます。
本当にエイリアンの恐ろしさを発揮するのは、ここから。
脂肪がたまると、炎症性サイトカインという有害物質が発生します。そのサイトカインが心臓の冠動脈の外側に取り付き血管の外部からプラークを形成してしまいます。
そうすると一気に血管の流れが阻害され、心筋梗塞を引き起こします。
この怖いエイリアン脂肪、初期段階では血管の内部にプラークができないため、検査では、なかなか気が付きません。
また、太っている人やより痩せている人が危ないそうです。
太っている人は、体に脂肪を溜め込む空間が多いのですが、痩せている人は、脂肪を溜め込む空間が少ないため臓器に取り付いてしまいます。
脂肪細胞の数は、乳幼児や思春期に急激に増えますが、その後、成人になってからは増えません。
そのため若い頃痩せていた人は、脂肪細胞の数が少なく、中年になって脂肪が増くようになった時、体内にためられずに心臓などにつくようになってしまいます。
でも、このエイリアン脂肪はつきやすいけど、取りやすい性質があるそうです。
運動や食事の改善などにより生活習慣を変えれば、短期間で減らせます。
一日1万歩く、野菜などを中心にし、脂質を控えると数日で取ることができるそうですよ。
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