病気について学べば学ぶほど、生命の不思議さと医療技術の進歩に驚き、興味をもつ林先生。
そこで、自らの身体を使って最新医療検査を受けることになりました。その検査とは、がん遺伝子検査と、長寿遺伝子検査。
がんの遺伝子検査は、女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが受け発病する前に、乳がん手術を受けたことから、世界中に衝撃を与えましたね。
母、叔母が56歳でがんで亡くなり、アンジェリーナ・ジョリーさんの遺伝検査の結果「乳がんリスクが87%、卵巣がんリスク50%」という結果がでてしまいました。
これまでは、「がん家系」など、漠然と言われていましたが、遺伝子レベルで数値として分かるようになったことは、予防医学のあり方を大きく前進させました。
川島なお美さんも、テレビの健康番組で人間ドックをうけて中性脂肪を指摘されていましたが、その時にはがんは発見されず、その後、胆管がんであることが判明し、2014年1月緊急手術を受けました。
遺伝子検査は、現在、費用も安く、自宅で手軽にできる検査キットも発売されているため、検査を受ける人が増えています。
遺伝子検査の方法は、口の中の粘膜をとって血液検査をするだけのわずか5分で終わりです。父や母、兄弟、親戚にがんになられた方がいる人は一度チェックしておくと安心ですね。
検査でわかる項目は
・がんになる可能性 ・適したスポーツ・性格 ・寿命 ・体質 ・アルコールの強さなど、検査コースによって検査項目が違います。
遺伝子には、DNA(変わらない遺伝子)RNA(変化する遺伝子)があり、DNAががんに関係している確率は5%だそうです。それ以外のRNAが大きく影響しています。
RNAは、食事や睡眠時間など生活習慣によって変化していきます。
林先生の結果は、がんになる可能性は、胃、肺、腎臓、食道、肝臓ともいずれも問題ない状態でした。
しかし、先生には、大食い遺伝子があり、そのため油断すると体重が100kg以上になってしまうそうです。
実際、林先生は今まで3回100kg超えたことがあるとか。この遺伝子は、変わらない遺伝子なので一生気をつける必要があります。
たばこを止められないのも遺伝子が関係しています。快楽を感じた時にでるドーパミンが関係しています。ドーパミンを常に欲しがる人は中毒症になりやすいそうです。
林先生の長寿遺伝子の検査結果は、75歳との判断がでました。長寿遺伝子は、生活環境でどんどん変わっていくので、自分の努力で寿命を変えることができます。
実は、私も長寿遺伝子の検査を受けたのですが、その結果85歳との判断ができました。
私の受けた遺伝子検査は「MYCODE(マイコード)」と言って、がん38項目と一般的な病気や体質すべて280項目が分かると言う物です。
私は遺伝子検査を受けるまでは、自分は短命だと思っていましたので、この結果にはビックリしました。
遺伝子検査では、このような結果が出ましたが、生活環境によっても変えることが可能です。
長寿遺伝子をONするには
①腹八分目(できれば7分目)
②毎日運動トレーニング5分、ジョギング15分
浮気遺伝子(惚れやすい)といのもあるそうです。また、男性と女性の相性も遺伝子が影響していることがわかってます。
女性は父親や近親者のニオイを極端に嫌がります。男性は嗅ぎ分け能力が低いが、女性はとっても高い能力があります。
女性が感覚的に、この男性が良いというとき、ニオイで感じ取っている可能性があります。遺伝子的には、血縁的に遠いほど相性がいいそうですよ。
遺伝子検査は、
・がんの超早期発見ができるため、未然に防げる
・生活習慣を改善すれば寿命を伸ばせるので
など大いに期待できる検査方法です。