瀬戸内寂聴さんは、2014年に92歳になります。愛らしい笑顔は今だ衰えず、あのように歳を重ねたいな・・・。なんて思ってみてもダメです。

その壮絶人生は、普通の人には絶対マネができませんよね。^^;

本名、瀬戸内晴海さん、1922年(大正11年)、徳島県徳島市塀裏町の仏壇店の三女として生まれました。

東京女子大学在学中に結婚し、長女を出産後、旦那さんの教え子と恋に落ち、旦那と長女を捨て駆け落ち。その後、年上の作家との三角関係になります。

瀬戸内寂聴

瀬戸内さんの小説は、自叙伝的なものが数多くあり、その自由奔放な男性経験から「ポルノ小説」、「子宮作家」と呼ばれてしまいます。

2013年に映画化された「夏の終わり」では、満島ひかりさんが、小林薫さん、綾野剛さん相手にドロドロの三角関係演じ話題になりました。

瀬戸内さんは、このままなら地獄に落ちると仏門に入ったそうです。やっぱり、スゴイですね・・。

その瀬戸内さんがキンスマに出演し、女の人生について語ってくれました。

●瀬戸内さんのお話からピックアップしてみました。
長生きの秘訣は、好きなことをして好きなものを食べてイヤなことはしないこと。

彼には済まない思いがあるけど、今人生を振り返ってみると、彼とは会わなくてはならない人だったと思います。

人間なんて一人の人を一生好きになっているなんてことは、できないと思ったほうがいいです。

結婚しても相手が、一生自分のことを好きだなんて思わないで結婚するべきです。

年下の彼と、年上の作家との関係は、非常に文学的に良いことを自分にしてくれました。

その後、年下の彼は他の女性と結婚し事業に失敗し自殺しました。

49歳のとき四国巡業の出家し得度、瀬戸内寂聴と改名しました。

お酒も食べ物も好きなものを食べますが、一番大変なことを事をただ一つ守ろうと決めて、51歳からは清浄潔白、恋愛は一切断っています。

48歳から52歳までの女性はみんな更年期で悩みます。でも、閉経すぎれば女じゃないなんて冗談じゃない。

閉経してからが、女は女になるんですよ。だれと浮気しても子供生まれないんですから。

瀬戸内さんは現在、京都の自宅本堂、寂庵で毎月「写経の会」「法話の会」してますが、200人しか入れないため往復ハガキで申込みをしてもらい抽選としているそうです。

■寂庵 サガノ・サンガ  住所
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本仏餉田町7-1
TEL: 075-861-6770