あっという間の年末ですね。大掃除、年賀状、正月の準備・・、頭の中はやることで一杯なのに、何も手につかない。

「あ~あ、だれかやってくれないかなぁー」は誰もが考えることです。「いつやる?」「今でしょ!」はわかっているんですけどね~。

年末、年始は、また暴飲暴食の時期でもありますね。^^;。忘年会、クリスマス、おせち料理、新年会と続きます。

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胃もたれや胸焼け、肥満、例年のことだからわかっているのですが、こればかりは、うまくコントロールできないんですよね。

そこで、主治医たちが、胃を元気にしてくれる方法を伝授してくれます。ポイントは、キャベツ食事法とネバネバ食材と魚介類のようです。

また、調子悪いと思ってつい飲んでしまう「胃腸薬」の注意点を教えてくれます。胃腸薬は効用により、飲むタイミングが決まっていて、それを間違えると逆効果になることがあることが知られています。

お魚は、オメガ3と同じ効果のあるDHAとEPA効果の上手な取り方かも・・。上手に食べれば、いっぱい食べて痩せる効果も期待できますからね。

年末、年始を迎える前に要チェックです。
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胃が調子悪いという症状には、「胃もたれ」と「胸焼け」があります。

「胃もたれ」の原因は、胃酸過小です

胃もたれは、胃が重い、むかむかするなどの症状がでます。暴飲暴食で胃が弱っている時のサインです。

胃もたれを起こしているときは、胃酸が出ない状態です。胃酸過小の状態のときは、とにかく休ませることが大切です。

●「胃もたれ」の簡単なリセット法
・1日目
24時間何も食べずに胃を休ませる
 
胃が空になるまで12時間、回復するまで12時間かかります。水分は、十分に摂るように注意します。(1日2リットル)
体の右側を下にして寝る。

・2日目・3日目
お粥がうどんなど消化の良い物をよく噛んで食べる
  

・4日目
消化酵素を多く含む「大根おろし」を食べる
 

先生おすすめの「大根おろしパイナップルジュース」
材料:パイナップル 200グラム、大根おろし 大さじ2杯
作り方;材料をミキサーにかけて出来上がり

ほかにも、何にでも山椒を少しかけて食べるのもおすすめです。38度~39度のお湯で20分の半身浴でも、胃の粘膜の修復に役立ちます。

「胸焼け」の原因は、胃酸過多です

胸焼けは、「焼けるような痛み、キリキリと痛む、酸っぱいものが上がってくる」などの症状があります。

●「胸焼け」の簡単なリセット法

グラス1杯の常温の水を飲む。胃酸が出すぎているときは、水を飲むことで胃酸が薄まり10分ほどで楽になるということです。

粘膜が胃酸で傷ついているので、約3日間は消化の良いものを食べると良いとのこと。

コーヒーやオレンジジュースは胃酸を出す作用があるので、胸焼けを悪化させます。胸焼けを起こしているときは、カフェインの多い紅茶や緑茶、またアルコールも抑えたほうが良いとのことでした。

胸焼け

胃酸過多と胃酸過小の見分け方
胃が不調の時に、自分が「胃酸過多」なのか「胃酸過小」なのか判断つかない時があります。

酸っぱいものが上がってきて胃がぐるぐる動くような感じ → 胃酸過多。
苦い水が上がってきてゲップゲップする感じ → 胃酸過小

胃を元気にする栄養素は、「TUF(タフ)」だそうです。
これは、胃癌のエキスパート、江田クリニックの江田証医師がおすすめのする胃を元気にできる栄養素。この栄養素を食事に上手に取り入れると、胃が元気になるそうです。

 T → タウリン(イカ、タコなどの魚介類) 
アルコールは胃の粘膜を荒らします。これを修復するのはタウリンです。タウリンは、焼くと3割、煮ると5割失われますので、生で食べるのが効果的です。1日に摂取すると良いのは、700ミリグラムです。

U → ビタミンU(キャペツ) 
ビタミンUは、胃の粘膜を修復する働きがあります。ビタミンUは、長い時間冷やすと増える性質があるので、7日ほど冷蔵庫で冷やしたキャペツがおすすめだそうです。

熱を加えるとビタミンUが壊れてしまうので、千切りなどの生でいただきます。1日に70グラム程摂ります。

F → フコイダン(もずくなどのねばねば成分) 
胃の壁は粘液で守られていますが、アルコールなどの刺激物で壊れやすくなります。モズクや昆布、わかめなどに含まれる胃の壁に広がって、胃の粘膜の代わりに胃を守ってくれるといいます。

TUFは、「タウリン」、「ビタミンU」、「フコイダン」です。胃の弱い方は、胃を元気にしてくれる栄養素TUFを積極的に摂りたいですね。