最近カビが原因の肌トラブルが増えているそうです。
カビが繁殖しやすいのは、20度から30度の温度で、湿度60%以上の高温多湿の場所と言われています。お風呂場や台所などの水回りが発生しやすい場所です。
ところが、カビが繁殖しやすい場所が、他にもあります。カビは、人の手の垢や汚れでも十分な栄養素になるため、人の身体にも住み着くそうです。
身体に住み着くカビ
●マラセチア菌
マラセチア菌が毛穴に入り、マラセチア毛包炎を引き起こします。あせもやニキビと勘違いしやすいそうです。
シミのよう茶色いものが広範囲に広がる癜風(でんぷう)。通称「なまず」と呼ばれています。
●スポロトリスク菌
スポロトリスク症は、片方の腕や足が異様に膨らみ、赤く腫れて潰瘍を起こします。敗血症を起こすと死に至ることもあります。
カビの胞子は、1㎡の空間に、だいたい100個から1000個舞っています。呼吸量から人は1日に1万個のカビを吸っていると考えられます。
免疫が落ちている人の体内、特に肺からカビが入ってしまうと肺にカビが生える「アスペルギルス」になってしまうそうです。症状は、発熱、咳、血痰など伴います。
体がなんだか臭いと感じる人は、身体にカビが住み着いている可能性があるそうです。
一番の対策は、お風呂に入る事。また、万年床やシーツや枕カバーを洗わないのもカビの温床になります。
また、アレルギー性肺炎や過敏性肺炎も、家にいることが多い主婦などに多いと言われています。咳が止まらない場合は、数日家を離れてみて、咳が止まる場合は、過敏性肺炎が疑われます。