野菜を食べることは健康の基本ですよね。特に季節にあった旬の野菜は、とてもおしくて栄養価も満点。

野菜

普通のときは、すべての野菜をバランスよく食べればいいのですが、病気などをもっているときには、野菜も気をつけて食べなくてはなりません。

例えば、肝機能が落ちているときにほうれん草を食べ過ぎると、ほうれん草の鉄分で肝臓を痛めてしまいます。

野菜の栄養素を知って上手に食べれば、花粉症、脳卒中、肥満など、病気の予防や対策にもなります。

3月17日放送「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日)では、野菜の知られざる効果と、春に美味しい野菜ベスト8を教えてくれました。

その中には超栄養のスーパー野菜があるそうです。スーパー野菜とはいったい何なのでしょうか。

番組で紹介していた春野菜ベスト8はここから

第8位 らっきょう

らっきょうは、水溶性食物繊維がなんとキャベツの50倍も含まれています。血糖値の上昇を抑え、コレステロールを排出し便秘対策などに、たいへん体にいい野菜なのです。

また、花粉症対策にもなる成分、フラボノイドが含まれています。食べ方は、焼きらっきょうがオススメ。塩を振って3分間程度焼くだけです。

第7位 春のトマト

トマトには、中性脂肪をためにくくする13オキソODAが含まれていて、肥満を防ぐ効果があります。

また、リコピンの抗酸化作用や疲労を軽減したり、アルコールの分解を助ける働きがあるなど、注目の野菜ですよね。

第6位 アスパラガス

アスパラガスはルチンが豊富。毛細血管を強化し動脈硬化を防いでくれます。また、グルタチオンという悪玉コレステロールの発生を抑える成分が入ってます。

冷蔵庫で保管するときは、栄養価を失わないため必ず立てて保存しておくこと。炒めものでもおいしく食べれます。

第5位 春のグリーンピース

グリーンピースには、なんとにんにくの2倍のビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために必要なもの。ですから不足すると糖質は脂肪になってしまいます。

グリーンピースのおいしく食べ方は、沸騰したお湯1リットルに対して塩10~20gを入れ30秒茹でる。ビタミンB1は水に溶けやすいので短時間茹でるのがポイント、プリプリしておいしいですよ。

第4位 たけのこ

たけのこには、やる気や集中力UPに役立つチロシンが入っているので、受験生やダイエット中の人にオススメです。

そのチロシン成分は、たけのこの隙間の白い部分にあるので、それをゴミだと思って洗い流さないようにしてください。

炭水化物と取るとチロシンの吸収率が高まるので、たけのこごはんがいいそうです。ごはんのかさ増しができて食物繊維もたっぷりなのでダイエットにいいそうです。

第3位 ふきのとう

ふきのとうにはカリウムがたっぷり。カリウムは体内から、ナトリウムを排出し脳卒中のリスクをさげてくれます。ふきのとうの選び方は、つぼみがしまっていて黄緑色のものを選びます。

茹で過ぎるとカリウムが水中に流れでてしまうので、天ぷらがいいそうです。天ぷらは、おいしいですよね。

第2位 プチヴェール

プチヴェールは、芽キャベツとケールを掛けあわせつくった新野菜です。

食物繊維がレタスの7倍、βカロチン(ビタミンA)が約6倍、ビタミンCはほうれん草の約5倍、ビタミンEはゴボウの約2倍含まれた、ハイブリット野菜です。

ちょっと値段は高めですが栄養価たっぷり。電子レンジでチンして食べるといいそうです。

第1位 菜の花あすっこ(島根県)

菜の花には葉酸とビタミンB6がたっぷりはいっていて心臓病や大腸がんの予防になります。また、ビタミンB6は抗酸化作用もあります。

料理のこつは、茹で過ぎないこと。30秒くらいゆでて水につけずに冷まして食べるといいそうです。また、菜の花のシチュー、菜の花のグラタンなどもオススメです。

栄養満点 ハイブリット新野菜

あすっこ(島根県)

あすっこは、ブロッコリーとビタミン菜を掛けあわせてつくった新野菜です。

栄養素は、βカロチンはレタスの約2倍、ビタミンCはほうれん草の約3.5倍です。茎もやわらかく、えぐみが少ないので子供も食べやすいそうです。

はなっこりー(山口県)

はなっこりーは、ブロッコリーとサイシンを掛け合わせた新野菜です。

栄養素は、カルシウムが人参の約2倍、ビタミンAはピーマンの約5倍です。甘みがたっぷりでおいしいそうですよ。