肝斑の治療には、レーザートーニングというのが一般的になりました。肝斑にはレーザーは禁忌と言われ続け、やっと肝斑に使用できるレーザートーニングが開発され、普及しているのが現状です。

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ところが、そのレーザートーニングも逆効果と言うケースもあるようです。日本皮膚科学会では、「肝斑にレーザートーニングは行うべきでない」などの意見があるようですが、これも言い切っていいものかどうかというところ。

肝斑は、女性ホルモンが原因と言われていますが、男性にもありますので、一概にホルモンが原因とは言えないようです。ある皮膚科医によると、肝斑の原因は、「こすり過ぎ」と「いじりすぎ」だそうです。

刺激の与え過ぎで肝斑になるなら、レーザートーニングも逆効果というのは納得できます。レーザーは肌にとっては刺激以外の何者でもないからです。

しかし、レーザートーニングで肝斑が薄くなったと言う人がいるのも事実。では、どう言う理由からそうなるのでしょう。

市販で手に入る肝斑に効果のある唯一の飲み薬は「トランシーノ」。トランシーノの成分は、トラネキサム酸です。これは、炎症を抑える効果がある成分です。

つまり、炎症を抑えることが肝斑治療の最大のポイント。それなのに何故「レーザートーニング」で効果がでるのか・・

レーザートーニングは、シミの色を抜くわけではなく、肌のターンオーバーを早める目的で使用するのです。

レーザーの照射量によっては、返って刺激になり肝斑を濃くしてしまう可能性もあります。

技術がない、経験の少ない美容皮膚科で安易に受け、トラブルになるケースは増えているそうです。

肝斑のレーザー治療は、「知識」や「さじ加減」を熟知した、経験豊富な皮膚科を選ぶべきだと思います。

肝斑を自宅で治す場合は、トラネキサム酸の摂取と後は、肌に刺激を与えないことだと言います。

閉経後に肝斑が薄くなるのは、ホルモンの関係ではなく化粧の頻度が落ち、クレンジンやこすり過ぎが少なくなるからというのが、皮膚科医の一般的な認識のようです。