高齢化、少子化、さらに結婚しない人たちが増え、一人で住む人が増えています。
そんな背景もあってか、ペットが大人気。もはや、犬や猫はペットというより家族という感じですよね。
特に犬は、愛らいしい表情で感情を表してくれます。そんな顔を見ていると、この子と話しができたら・・と誰もが思いますよね。
2009年に犬語を翻訳してくれる「バウリンガルボイス」というのが、発売され大ヒットしましたが、今もあるんでしょうか。
ガッカイでは、「ペットの本音を知るための方法」を論議してくれます。学会を仕切ってくれるのは、帝京科学大学藪田慎司先生。
先生は、動物行動学や動物のコミュニケーションを研究してますので、面白いアドバイスをいただけそうです。期待したいですね。
ペットとのコミュニケーション
「外にでると賢いと言われる犬を飼っているけど、家の中では、主人である自分に見向きもしない・・。いったい何を考えているのか犬の気持ちを知りたい」との質問がありました。
●日本神経学会会員
妻や子供の考えていることもわからないのに、わかるわけない。
●日本動物心理学会会員
人間のような言語的概念化をしていない彼らの思いを、人間的な感覚で理解することはできない。
●日本動物心理学会員
種が違えばモノの認知の仕組みが異なるので、完全に理解することはできません。
ヒトと動物の関係学会の今野さんに見てもらったところ、とてもいい関係、まったく問題ないというよりすごくいい状態だそうです。
犬の進化から考えてみると、1万2千年前には、人間と犬の共存が始まったていたそうです。
犬の脳は、犬の先祖であるオオカミより、自分で狩りをしなくなった分、小さくなっているそうです。
犬が口元をなめに行く行動は、大人のオオカミが帰ってきて、口をなめることにより、餌を吐き出してもらうことを催促する行動です。
人間に対して口をなめるのも、餌が欲しいという意味だそうです。
犬が主人に興味を示さないのは、主人が餌をもってきてくれるため、自分からいく必要がないからです。
極端にいうと、主人に対してまったく不安や緊張がない状態。犬は、不安や緊張があると気をつかって大きな挨拶をします。
つまり、挨拶も興味を示さない犬の気持ちは信頼して安心しているけど、それほど魅力を感じてないということだそうです。
犬の無関心を改善する方法
それは「楽しい顔をして犬と遊んであげる」こと。
→犬は楽しいことが好きです。犬にとって飼い主はとっても大事な存在ですから、飼い主の感情や気分の状態を認識するのは重要なことなのです。
犬の目を見て楽しい顔をして3週間遊んでもらいました。
そうしたら、犬は、今まで決してやらなかった玄関までの見送り、お迎えをするようになったそうです。
やっぱり、自分に尻尾を振りながら甘えてくれると、可愛さ100倍になってしまいますよね。