今まで色々な健康法が流行りましたよね。
しかし、巷で噂の健康法を実践してみたものの、いつの日がその健康法が間違っていた~なんて言う話も良く耳にします。
医学や科学の進歩により、今まで良しとされていたことが効果がなかったり、かえって逆効果だと言うことが証明された事例が増えています。
今回の駆け込みドクターは、そんな健康常識のウソ・ホントを教えてくれました。
私たちの子どもの頃は、風邪で熱を出すと、とにかく体を温めて、お風呂に入らず、汗をかくよう努力しましたよね。それが良いと言われていた時代でした。
しかし、現在は、体力が極端に低下していなければお風呂に入っても問題なく、熱が出ているときは体を冷やす方が良いと言われています。
これくらいなら、「そうかぁ~」で済みますが(すまない?笑)、なんと「ヒジキは鉄分豊富は間違い」だそうです。これは、これは・・・
子どもにも「ヒジキは鉄分が豊富だから」と言って育ててきたのに、今さらそんなこと言われてもね^^;
今回、今まで常識だと思っていた健康法がくつがえりましたので、いくつかご紹介します。
間違った健康常識ランキング
20位 ゼロカロリーの食品は太らない
ゼロカロリーの飲料などには、「スクラロース」と言われる人口甘味料が入っています。
スクラロースは砂糖から作られますが、甘さは砂糖の約600倍もあります。
スクラロースは、体内で代謝されず排出されるのですが、脳が刺激され習慣的により甘い物が欲しくなってしまいます。
結果的に摂り過ぎてしまって肥満につながる可能性が高くなります。
ゼロカロリー飲料を毎日飲んだ人は、飲まなかった人に比べて、メタボになるリスクが3割以上、2型糖尿病になるリスクが6割以上も増えるそうです。
19位 風邪を引いたらお風呂に入ってはいけない
昔の家は風呂が離れた場所にある家庭が多く、湯冷めを防ぐために入浴を止められた。
お風呂に入った場合と入らなかった場合とで治る期間に差がなかった。
悪寒、高熱の場合は湯船につからない方が良い
18位 食後すぐに歯磨きをしないといけない
ワイン、柑橘系の果物、お酢、炭酸飲料などを好む人は「酸蝕症」になっている可能性があります。
酸蝕症になると、歯のエナメル質が溶けやすくなった状態になります。
口腔内が酸性になると歯が傷つきやすくなるので、食後30分ほど経って、口の中が唾液で中和されてから歯磨きします。
我慢できない人は、水でうがいするだけにします。
17位 耳垢はこまめにとる方が良い
耳かきで耳の入り口や鼓膜を傷つけてるため、耳垢はとらないほうが良い。
細かい耳垢を押し込み、耳の穴をふさいでしまう可能性があります。ふさいでしまうと、かゆみやめまい、難聴などの症状がでることがあります。
耳垢は自然と外に出てきます。
16位 鼻血が出たらティッシュを鼻につめる
ティッシュを詰めると、抜くときにせっかく止まりかけたかさぶたがはがれやすくなります。また、鼻の中を傷つけたりする可能性も。
正しくは、圧迫して止血することです。正しい鼻血の止め方は、考える人のポーズで、鼻の膨らんだ部分を指で5分ほど強く圧迫します。
15位 熱が出た時おでこを冷やす
冷やすときは、首の付け根、わきの下、太ももの付け根など太い血管が通っている所を、冷たいタオルやペットボトルなどで冷やします。
14位 老眼をかけると老眼が進む
老眼をかけないで無理して見ようとすると筋肉を酷使し、老眼が進んでしまうことがあります。
100円メガネ療法
100円ショップなどで売っている老眼鏡を利用します。強めの老眼鏡を使って強制的に筋肉を緩めます。
①老眼鏡をかけ3m程先をみます
②ぼんやりとした視界をぼんやりと眺めます
③1日5分程度が目安
老眼をかけて遠くを見るとぼやっとしていますが、無理に見ようとしてピントを合わせることはせず、リラックスしてぼんやりと眺めることがポイントです。
強制的に筋肉をゆるめることで、老眼を遅らせる効果が期待でいると言います。
13位 擦り傷は乾かした方が良い
擦り傷を消毒すると、自然治癒力を持った細菌を殺す可能性があります。擦り傷は水で細菌を洗い流し、傷は乾かさずラップのようなもので覆う。
12位 コゲを食べるとガンになる
コゲは、トラック1台、1トンほど摂らないと癌になる可能性はないそうです。
11位 骨が喉に刺さったらご飯を飲み込む
骨が喉に刺さった時、ご飯で飲み込むとさらに奥に入ってしまうことがあります。そうなると、全身麻酔で骨を取らないといけないことも。
骨が刺さった粘膜に炎症が起こると、急性咽頭甲喉頭炎になることもあります。咽頭周辺がむくみ、気道が狭くなり、最悪呼吸困難になることも。
骨が刺さって取れない場合は、耳鼻科で取ってもらうと良いそうです。
10位 1日1個以上卵を食べてはいけない
卵はコレステロールが高い食品とされてきましたが、卵を食べても影響がないことが分かりました。
2010年までのコレステロール摂取基準は、男性750mg未満、女性600mg未満とされていましたが、2015年から「上限なし」に変更になりました。
9位 笑うとしわが増える
笑うことで大頬骨筋と言う表情筋が鍛えられます。笑うと頬の筋肉が鍛えられほうれい線などのシワは浅くなります。
表情筋は30種類あるといわれていますが、普段使われているのは3割程度です。頬筋、顎舌骨筋を鍛えることで、顎下や顔全体のシワを予防改善することが出来ると言います。
表情筋が鍛えられると皮膚の血行が良くなり、くすみやクマの予防にもつながります。
8位 暗いところで本を読むと目が悪くなる
7位 体を暖かくして汗をかけば風邪が早く治る
汗をかいたから良くなったんじゃなくて、良くなったから汗をかき熱が下がります。
風邪の時は、栄養価の高い物を食べて良く眠るのが一番です。
6位 眠くなっても布団に入って目をつむるほうが良い
眠れないときは、寝る2時間前にぬるめのお風呂にゆっくりつかり、ハーブティやホットミルクを飲むとリラックス効果が期待できます。
5位 かかとのカサカサは乾燥
カサカサは、老化や乾燥だけではありません。水虫が隠れていることがあります。
白癬菌と言うカビが増殖し、かゆみや痛みや炎症をなどを伴います。かかとや足全体の角質化を起こすことがあり、ジュクジュクじゃなくても水泡ができていなくても、かかとが厚くなり、かゆくなくても水虫ということがあります。
4位 水意外で薬を飲んではいけない
薬は水以外のお茶などで飲んでも良いそうですが、薬によっては、お茶やジュースで飲んではいけない薬もあります。水以外で飲むときは薬について多少の知識が必要になります。
3位 低血圧の人は朝すっきり起きられない
低血圧の人は立ちくらみなど起こることがあり、寝覚めの悪さと立ちくらみが似ているので、目覚めが悪いと意識して誤解してしまう人がいます。
2位 ヒジキは鉄分が豊富
ヒジキの鉄分は、改定前は100gあたり55mgとされていましたが、改定後はたった6.2gに。なんと9分の1になってしまいました。
これは、加工方法が変わってしまったからです。今までは、ヒジキを採ったら鉄の釜で約4時間に煮ました。
鉄の釜を使うことでヒジキに鉄分が吸収され、ヒジキは鉄分が豊富と表示されてきました。
ところが、現在はステンレスの釜を使用しています。これによりヒジキに含まれる鉄分が減少しました。
製造機の変化により鉄分は減少しましたが、カルシウムは牛乳の約9倍、食物繊維はごぼうの約8.5倍と栄養の宝庫であることは変わりありません。
また、ヒジキはマグネシウムが豊富でカルシウムの吸収を助ける働きがあります。これにより、骨粗しょう症の予防効果が期待できます。
1位 22時~深夜2時がお肌のゴールデンタイム
肌の修復を司る成長ホルモンは熟睡後約1時間~3時間で分泌されます。しっかり寝ていれば、いつ寝ても熟睡さえすれば良いそうです。
健康常識のウソ・ホント、けっこう驚きのものがありましたよね。時代がかわると、まったく逆のことが正解になってしまうことが沢山あります。私たちの青春時代の、健康な小麦色の肌をつくるサンオイル・・・とても後悔しています。