足は血液中の悪い成分がたまりやすい場所なので、全身の健康状態をチェックできる場所だと言われています。
目で見てわかる症状では、
・足の裏が白くなりガサガサしている
・足の甲に小さな赤い斑点ができる
・足の裏にほくろができた
などがあります。
この中で、明日にでも受診した方が良い危険な病気もあります。
また、手にも同じように、病気のサインが現れます。
私たちは、目で見てわかる変化がツラい痛みを伴うと病院に行く気になりますが、痛みがないと「あれ?」と思いながらも、放っておくことがあります。
今すぐ病院に行くべきか?放っておいてよいものか?迷いますよね。
たけしのみんなの家庭の医学では、そんな目で見るだけでわかる病気のサインを紹介くれました。
足のセルフチェック
今回、足の状態を目で見てわかる病気を詳しく説明してくれたのは、岐阜大学の北島康雄先生です。
北島先生は、医師が選ぶ優れた医師「ベストドクター」に選ばれた皮膚科のエキスパートです。
足の皮膚は特に毛細血管が発達していて、心臓よりずっと下にあり、血流がうっ滞しやすいので、全身の少しの変化も現れやすいと言います。
①足の裏が白くカサカサしている ➡ 水虫
②ケシ粒大の水泡がある ➡ 水虫
市販薬でも対応可能です。塗るときは、カサカサしている場所以外も塗ることが大切です。これは、水虫の菌である白癬菌が広がるのを防ぐためです。
③足の裏に黄色く硬い塊がある ➡ ウオノメ、タコ
中心に白い目のようなものがあるものが「ウオノメ」、目がなければ「タコ」です。ウオノメは押すと痛みを感じます。
市販のタコ・ウオノメ軟膏などで対応可能です。
④足の甲にあづき粒大の赤い斑点がある ➡ 全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデスは、原因不明の自己免疫疾患です。
外敵と戦う免疫機能が暴走し、正常な組織を攻撃し、全身で炎症を起こし、最悪の場合は命にかかわる怖い病気です。
全身性エリテマトーデスは、患者数は約10万人、90%が女性です。
症状を抑えるために大切なのが、早期発見早期治療です。
全身性エリテマトーデスとしもやけを見分ける方法
赤い湿疹は、しもやけでも起こります。
そこで、「全身性エリテマトーデス」と「しもやけ」を見分ける方法があります。
まずは、プラスチック製の透明のスプーンを用意します。
これは、アイスクリームやヨーグルトなどを買ったときに付いてくるものでOKです。
チェック法は、赤い斑点にスプーンを押し当てます。赤身が消えれば、しもやけです。
しもやけは、スプーンで血流を遮断すると赤身が消え、押すとまた赤く見えます。
押しても赤い斑点が消えなければ、すぐに病院を受診してくださいとの事でした。
ちょっとしたことですが、知っているか知らないかで早期発見早期治療が可能になりますね。