江角マキコさんの人気番組、「私の何がいけないの」。今回のテーマは、熟年整形。ちょうど私たち世代の話題だけに、色々考えることがたくさんありました。
最近、50歳をすぎてからの熟年の整形が急増しているそうです。「老化を受け入れられない」、「いつまでも若くキレイでいたい」と言うのが1番の原因です。
これ、よくわかりますよね。女性なら、「いつまでもキレイでいたい」と思うのは、当然だと思います。若い子が注目されるなか、周りから女性として扱われなくなり、寂しい思いをしたこともあるかと思います。
シワやシミが増え、頬がたるみ、ほうれい線が浮かび上がり、フェースラインが崩れ、どんどん老けていくのを見て、がっかりした経験は、誰でもあるのではないでしょうか。
だた、ここで整形するかしないかは、個人の考え方の問題が大きく左右します。
多額のお金をかけてまで・・・
失敗したら・・・
顔にメスを入れるのが怖い・・・
周囲の目を気にしてできない・・・
晩年の崩れが心配・・・
一度整形に手を出したらやり続けなければいけなくなる・・・
このような気持ちが強く、整形したくても踏み切れない人もいますよね。
また、人間年老いて顔が崩れるのは当たり前。シワもシミも立派な勲章。胸を張って現実を受け入れ、前向きに生きれば良いと思う人もいます。
本来、このような考え方ができれば理想なのかもしれませんが、多少なりとも老化を受け入れられない部分があることは確かです。
整形まではしなくても、アンチエイジングの化粧品やサプリメントの売れ行きが好調なのが良い証拠ですね。シワ、シミ、たるみ改善の化粧品は、飛ぶように売れています。
「女性が老化を受け入れるためには?」これ、私たち世代の一番のテーマかもしれません。
また、番組では、違ったケースの整形も紹介していました。
番組で紹介された52歳の女性。49歳の時、元夫の借金2500万円を返済するため、3人の子供を育てるため、整形を決断し、30代に若返りました。
No.1キャバクラ嬢として、月額多い時で、450万円稼げるようになり、借金を返しきり、子供も無事進学させることが出来ました。
番組自体は、整形を繰り返す女性には批判的な人が多かったですが、この件に関してだけは、批判の声が上がりませんでした。
さすがに50歳をすぎて、普通の主婦が多額のお金を稼ぐのは水商売しかありませんよね。でも、50歳は、さすがにキャバクラ嬢にはなれません。
そこで、子供のため、生きていくために整形を決断し、見事に目的を達成した女性はアッパレだと思います。
美容整形は、賛否両論です。身体の「見かけ」だけではなく心の問題も大きく絡んできます。
熟年と言われる私たち世代が美しく歳を取っていくためには、どのような心の持ち方をすれば良いのか、じっくり考えて見たいと思います。