退職後の個別ビジネス

定年後「買い物代行業」で起業した66歳男性 成功の秘訣

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NHKゆうどきで紹介されていた、定年後「買い物代行業」で起業した65歳の男性。

買い物代行と言っても、便利屋さんの様に頼まれた品物を買って届けるのではありません。

そこには、男性ならではのアイデアがたくさん詰まっていました。

買い物代行の仕事

定年後の生き方は、中高年からのテーマであり、どのように生きたいかを今から考えておくことは決して早いことではありません。

私の知人は、今から定年後にやりたいことを決め、少しずつ準備を始めている人が多くいます。

今までのスキルや経験を生かしたビジネスを考えている人、まったく違った分野で新たに始めたい人、やりたいことは本当に人それぞれです。

定年後には、今までとはまったく違った生き方をし、それを仕事につなげるのも1つの生き方だと思います。

しかし、せっかく始めたものの成功するのはほんの一握り。

その中で、成功した男性に「成功する確率があがるのはどんなことをすればよいのか」を聞いてみました。

定年後にやることがまだ見えてこない方は、ぜひ参考にしてみてください。

買い物代行業を始めた清水さん66歳

買い物代行の仕事は、清水さんの目利きで本当に美味しいものを厳選し、カタログを作成し、紹介するものです。

月に25万円位の目標を立てて、起業1年目でその数字を達成しました。

現在、顧客は50名程度。

お客様は、月に3~4回、清水さんに買い物を依頼します。

商品には、清水さんの磨き抜かれたプロの目が入っているので、お客様からの信頼は厚く、非常に喜ばれています。

買い物に失敗したくない、多少高くても美味しいものが食べたいと言う人をターゲットにしています。

本当に美味しい物を届けたいと言うコンセプトが差別化に繋がっています。

買い物を頼む91歳女性は、「良心的なところから買うのが一番!」と言います。

清水さんは、儲けよりなにより、お客様の反応が嬉しくて、やりがいを実感しているそうです。

シニアのビジネスは、この「やりがい」がとても大切。

お客様からの感謝の言葉が、やり続けるモチベーションに繋がります。

少しずつ顧客が増えてきた清水さんですが、誰でも成功するとは限らないのがシニアの起業だと言います。

シニアの起業の成功の秘訣

清水さんが言う成功の秘訣は、「現役時代の経験を生かす!」こと。

まったく同じ職種でなくても、自分が培ってきたスキルを生かすことが成功への近道となります。

自分のスキルを見つける方法

自分のスキルを見つけるには、2つの方法があります。

スキルの棚卸

まずは、自分にはどんなスキルを提供できるか、棚卸をします。

白い紙を用紙し、そこに子供の頃から培ってきたものを書き出していきます。

どんなことでも構いません。子どもの頃によくやったプラモデル造りでも構いません。

自分の人生の棚卸だと思い、書き出します。

その中から、実現できそうにないもの、商売に繋がらないものを消していきます。

残ったスキルが、あなたの提供できて商売につながるものになります。

コネクションの棚卸

自分のコネクションを洗い出します。

今までためた名刺やアドレス帳、名簿など、あらゆるコネクションをピックアップします。

今まで溜めてきた名刺

例えば、現役時代に1500枚くらい名刺があっても、退職後にコネクションを使えるのは、そのうち2枚から、多くても30枚程度と言われています。

いざと言うとき、このコネクションが思わぬ展開をもたらすことがあります。

まったく経験のないことをゼロから始めるのは、シニアの起業ではとてもリスキーだと清水さんは言います。

自分の強みを生かすことが早い段階での起業の成功のようですね。

シニアの起業は、10年後、20年後に花が咲くには遅すぎます。

せいぜい頑張れるのは10年くらいでしょうか?なら、なるべく早く結果を出して軌道に乗せることがシニアビジネスのポイントになります。


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