インナーマッスルって聞いたことはありますが、実際どこにあるのかよくわかりませんよね。

筋肉には、インナーマッスルとアウターマッスルの2つの種類があります。

ジムで鍛えて筋肉もりもり盛り上がるのは、アウターマッスル。瞬発力があり、白い色をしているので「白筋」とも呼ばれています。

インナーマッスルは、身体の関節や骨を支えている小さな筋肉。赤色をしているので「赤筋」と呼ばれ、股関節・肩関節・体幹部などにあります。

このインナーマッスルを鍛えると、体温を上げ、基礎代謝を高め脂肪が燃焼しやすい体質に変え、血液や血管の病気を一気に解決する効果があるそうです。また、脳を活性化し認知症の予防効果もあるとか。

そのポイントを、テレビ東京「主治医が見つかる診療所」で教えてくれました。

インナーマッスルを鍛えダイエット

インナーマッスルを鍛えれば、15キロ減も可能というのは、主治医 循環器内科の原久美子先生。

実は、原先生は、小田原市の循環器中町クリニック院内にフラダンススタジオ 「マーラマポノ フラ スタジオ」を設け、中高齢者の健康づくりのためのフラダンス教室を実施しフラインストラクターとして自ら指導にあたってます。

インナーマッスルを鍛えると、なぜ健康で若々しい身体になり健康になるのか、そのメカニズムについて教えてくれました。

インナーマッスル(身体の内側の筋肉)は、正しい姿勢、関節を正しい位置に保ち、身体を安定させる筋肉です。

インナーマッスルを鍛えると代謝が高まリ血流がアップ、その結果血圧が安定し、動作が活発にできるようになります。

その結果
①代謝が上がってやせる
②ヒザや腰の痛みを解消
③血液や血圧を改善
などの効果が期待できます。

インナーマッスルを鍛えるカンタン体操
葛西選手のトレーナーが伝授するインナーマッスルトレーニング方法はこちらで紹介しています。

インナーマッスルを鍛えると脳が活性化し、認知症の症状も和らいでくるそうです。

研究しているのは、東京大学 柏Ⅱキャンパスの小林寛道先生。インナーマッスルを鍛えるマシンも開発しています。

インナーマッスルは、普通では使わない身体の深い筋肉を使うため脳が活性化するそうです。

その効果は、脳血管疾患で半身不随の人にも効果があり、身体がだんだん柔らかくなり、脳の柔軟性も高まります。

インナーマッスルを鍛えることにより、認知症の進行を食い止められる可能性もあるそうです。

●小田原市の中町クリニックのフラダンススタジオ

先生の診察が終わった午後6時過ぎにフラダンス教室が始まります。

原久美子先生(51)の話しによると、昼間は運動療法としてインナーマッスルトレーニングをしていますが、もっと楽しくできる方法ということでフラダンスを取り入れたそうです。

実は、先生は14年前は62kgの肥満体形だったのが、フラダンスを始めて47.5kgまで、なんと14.5キロまで体重を落としました。

フラダンスの中腰でゆったりと動くことでインナーマッスルを効果的に鍛えることができるそうです。

生徒さんのデータを調べてみると、フラダンスを始めてから、体重、体脂肪率、内蔵脂肪はいずれもダウンし、コレステロールの数値も改善したそうです。

フラダンスは、楽しみながらできるので、無理なく継続できると言います。優雅な動きのフラダンスは、一度やってみたいという方が多いですよね。

インターマッスルを鍛える効果や、脳の活性化ができるというフラダンス、ぜひトライしてみてください。