中高年から始めるビジネスの注意点|起業に失敗しない方法

今まで、家族のために一生懸命働いてきた中高年。

人生も終盤にさしかかり、このまま終わって良いものか? 50代、60代はそんなことを考える時期だと思います。

セカンドライフの準備は早めに

できれば、退職後の自分の人生設計をしっかりとたて、早めに準備を始めると、退職とともにスムーズにセカンドライフに移行できます。

ですから、50代になったら、退職後に「自分のやりたいこと」、「やったら楽しいだろうな」と思えることをメモ程度で良いので書き出すと良いですね。

メモをとる

色々な構想が浮かんでくると思いますが、その中で、実現ができそうなものに絞り、それを実現するには何が必要かを考えてみてください。

資格が必要なら、リタイア前にコツコツ勉強を続け、資格を取ってしまうのも準備のうちの1つです。

中高年からのビジネスは健康第一

50代、60代はまだまだ働ける年代ですが、体力、気力とも若い頃と同じと言うわけにはいきません。

精神年齢は若くても体は確実に衰えています。また、生活習慣病やがんなどの発症リスクが高くなるのもこの時期です。

病気と上手に付き合う

中高年から始めるビジネスは、まず健康であることが第一条件です。

何かの持病を抱えていたら、持病と上手に付き合って進めていくのが失敗しないポイントになります。

退職後の居場所がない

男性の場合、退職すると居場所は「自宅」になります。

働いていた時は、「自宅」は休息の場所であり、家族との団らんの場所でした。

しかし、退職してみると1日中自宅にいることが苦痛になる男性が多くいます。

孤独な男性

そうです。男性は退職後に行くところがない人が多いのです。やることがないのです。

妻がいる場合、今まで居なかった夫が1日中家にいることは妻のストレスに繋がります。

妻は長年の間に、「自宅で過ごす自分のペース」が出来上がっています。

そこに、いきなり夫と言う存在が入り込んでくるわけですから、今までと同じと言うわけにはいきません。

自分一人の気楽な平日を過ごしていた妻が、夫の食事を3食作ると言うのはとても大変なこと。

余程ラブラブの夫婦か、料理から掃除洗濯まで何でもできる夫でない限り、邪魔者扱いになる可能性は高くなります。

退職した世の男性は、町内会に積極的に参加し地域の交流を深めるか、地域の交流が苦手な人は朝から図書館に行くか、そんな人が多いと思います。

しかし、猛烈サラリーマンだった男性は地域と積極的に交流してこなかった人も多く、いまさら出来上がった輪に入っていけない人もいます。

地域の集まりや町内会には古参の年寄りがいて幅を利かせていることも多く、そんな集まりはまっぴらごめんだと言う男性もいます。

無理やり好きでもない趣味をやるなら働きませんか?

時間がたっぷりある男性の多くは、趣味を持とうと考えます。

ゴルフであったり、釣りであったり、登山や散策などで時間をつぶします。

釣り

それがとても楽しいことであれば問題ありませんが、無理に作った趣味は全然楽しくありません。

やっぱり好きなことをする時間が楽しいのであって、好きでもない趣味は続けられず、やがて自然消滅してしまいます。

そうなると、あれこれを手を出してはまた次の趣味にとジプシー化して、逆に疲れてしまうことも。

それなら、好きなことを見つけてそれをビジネスにしませんか?

ビジネスにすれば、多少の責任が生まれ、頭を使い、うまく行き出せば収入にもつながります。

そして、携わった顧客に感謝される。これこそが「やりがい」であり「生きがい」になります。

生きがいを持っている男性は、キラキラしていて、決して邪魔者扱いにされませんね。

無理のないビジネスを作る

中高年からのビジネスは「賭け」をしてはいけません。

リスクを冒さないことが前提です。

なるべくなら借金はしないこと。返せるかどうかわからないお金は借りないことです。

自分のノウハウを役立てる

長年働いてきた人には、今まで培ってきたノウハウがあります。

そのノウハウを生かすのも良し、好きで続けてきた趣味をビジネスにするのもアリです。

中高年は、0から始めるのは本当に大変です。

覚えが悪くなっていることもあり、習得するには、若い頃と違い圧倒的に時間がかかってしまいます。

ですから、自分が得意とするもの、やっていて楽しいと思えるものをビジネスにすることが短期間で成果を出せるコツになります。

リタイア後こそ人生の総決算

若いころから一生懸命頑張ってきて、本当に色々なことがあったと思います。

良いことも悪いことも、山あり谷ありの人生だったと思います。

山あり谷ありの人生のイメージ

一般的には、受験を頑張り、就職し、結婚し、家を建て、子供を育て独立させ・・・こんな人生を送った人が多いと思います。

結婚して気持ちを引き締め、仕事がうまくいき喜び、子供の成長を楽しみ、家族の病気に憂い、何か問題が起こると全力で解決し・・・こんなことの繰り返しの人生だったと思います。

しかし、リタイア前の人生がどうであろうと、リタイア後の人生こそが人が本当に幸せを感じる時期なのではないでしょうか?

「終わり良ければ総て良し」と言うように、人生の終盤が幸せなら、その人の人生は幸せだったと感じます。

どんなに若い頃、贅沢な暮らしをして良いことばかりが起こっても、人生の終盤で不幸になると、不幸のまま死んでいくことになります。

終盤の人生は、嫌なことはやらず、人に使われることなく、人に感謝される1人の独立した事業主として輝いてみませんか。

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