私たち子供頃のスーパースターと言えば、加トちゃんですよね。先生から注意され、親から叱られながらも「全員集合!」は、欠かさず見ていました。

あれから40年、いかりやさんは鬼籍に、他の皆さんも高齢になりテレビから遠ざかりました。そんな中、いつも元気にテレビで活躍してきたのが加藤茶さん。

でも、2006年、63歳の時に大動脈解離で緊急入院し大手術を受けました。と思ったら、2011年、68歳で45歳下の綾菜さんと結婚、世間を驚かせました。その後、色々な番組で二人のラブラブ生活を披露してましたね。

そんな加藤茶さんに、今回の駆け込みドクターの検診で、「脳動脈乖離」が発見されました。

血管

前回は身体の中心部にあり全身に血液を送る大動脈でしたが、今回は脳に血液を送る椎骨動脈のようです。「動脈乖離」とは血管の内側が傷つき、そこに血管が流れこんで血管の内部が裂けてしまう状態をいいます。

脳動脈乖離の場合、剥離が軽症の場合には頭痛程度ですが、大きく裂けると脳への血流がストップしたり、血栓ができて脳梗塞になり命を失う危険性が高くなります。

さらに、血液の検査では、尿素窒素とクレアチニン値が異常値でした。つまり腎機能がかなり低下していることがわかり、さらに悪化すると人工透析が必要になります。

芸能人の場合、規則正しい生活をするのは、なかなか難しいと思います。実際、せっかく異常が判明しても、生活を改善しないで悪化させている人も多いので、気をつけてほしいですね。

加藤茶さんに脳動脈乖離と腎機能異常が発見 駆け込みドクターで

加藤さんが、2006年に倒れたとき、1ヶ月以上38度の熱が続いて調子が悪く風邪だと思って検査を受けたら大動脈解離だったそうです。

しかも、心臓に近い上行大動脈だったため、10時間の大手術で人工血管に置き換えました。「生きているのが奇跡なんだよ」と言われたそうです。原因は、動脈硬化と高血圧でした。

元になるのは、塩分の多い食事、たばこ、アルコール、運動不足。当時、加藤さんは仕事を終えると銀座で毎日水割り20杯も飲んでいたそうです。

2011年に結婚してからは、45歳年下の奥さんがしっかり管理し食生活に気をつけていました。しかし、今回の血液検査では、加藤さんの腎機能に異常が見られました。

●加藤さんの血液検査結果・・腎機能障害
・尿素窒素 26.3(基準値8-20)
・クレアチニン 1.94(基準値0.7-1.1)

腎機能が悪くなると、人工透析になりますが、その前に動脈硬化が起こってしまうそうです。前回、動脈解離の大病をしているので、とても心配な結果ですね。

さらに、加藤さんには、脳のMRIで左椎骨動脈解離が見つかりました。脳の血管に剥離が疑われる箇所が見つかり、将来的には、脳梗塞やくも膜下出血を起こす可能性があるそうです。

くも膜下出血は、首の後ろや後頭部に突然激しい痛みの症状がおこります。また、動脈解離の重大な危険因子は高血圧です。悪化を防ぐには、脂質や塩分を控えた食生活が大切だそうです。