50歳を過ぎるとどんどん背中が丸なり、持病のように腰痛に悩まされる人が増えてきますよね。

腰痛になると痛みでまっすぐに立てなくなり、体が斜め15度ほど傾いた状態になってしまいます。

片手で痛いほうの腰を押さえ、傾きながら歩く姿は本当に悲しいものです。

腰痛

腰痛が起きた時は、仰向けになってひざを抱え丸まった姿勢で腰を伸ばし、湿布を貼ってなるべく横になっていると早く治るそうです。

パソコンなどデスクワークの長い人は、腰付近の筋肉が固まりやすく、腰痛が起こりやすいので気をつけてくださいね。

腰痛防止には歯磨き同様、毎日のお手入れ「腰みがき」が必要

腰痛は、加齢による筋肉と骨の衰えから起こります。背骨を支えている筋肉が衰えると体をまっすぐに支えられなくなり、神経を圧迫し痛みが生じるようになります。

腰痛を防ぐには、腰の筋肉の衰えを予防すること。それには、歯磨きと同じように、腰の健康に保つ「腰みがき」を、毎日実践することが必要だそうです。

Eisai.jpさんのサイトに、福島県立医科大学 会津医療センター 白土修教授監修の「腰磨き」に関する記事が紹介されていました。

それによると『腰みがき』には、守らなければならない5箇条があるそうです。

●腰みがきの5箇条
1.つねに背筋を伸ばすように意識する
2.椅子には深く腰掛け、机に近づく
3.荷物を持ち上げるときには、ひざを曲げる
4.寝るときには横向きで
5.毎日欠かさず運動を

(参照:予防から治療まで見つかるEisai.jp)
http://www.eisai.jp/diseases-and-symptoms/koshimigaki/attention/index.html

また、腰みがきを毎日実践することで、腰痛も劇的に改善するそうです。

日本テレビ『世界一受けたい授業』では、長引く腰痛を改善する「腰みがきの運動法」を教えてくれました。

慢性腰痛の8割は脳の錯覚の痛み

腰痛の原因は、椎間板ヘルニアや圧迫骨折などが15%で、それ以外の腰痛の原因は特定できてないそうです。

しかも、その原因不明の腰痛は、脳の錯覚かもしれないそうです。

3ヶ月以上続く腰痛を慢性腰痛といい、そのほとんどがの脳の錯覚からおこる錯覚腰痛と言われています。

脳の錯覚は、以前腰痛になった時の恐怖を脳がしっかり覚えていて、痛みに過剰に反応してしまうことにより起こります。

普通の人が感ずる腰の痛みを1とすると、腰痛経験者は50~100倍の痛みとして感じてしまうそうです。

●腰に関する新常識
・腰痛になったときには静養しないで、可能な葉にで早い段階から体を動かす方が回復が早くなります。

最近では、腰痛に「抗うつ剤」を処方することがあるそうです。

抗うつ剤は、鎮痛作用があり、また、痛みによる不安定な精神状態が改善されるため腰痛改善に効果が期待できるのだそうです。

同じような効果に、恋をしたり、イヌを飼ったりして腰痛が治ったという例もあるそうです。

1日5分で劇的に改善する4つの腰みがき

歯の健康を保つために歯磨きするように、腰痛を防ぐためには「腰みがき」が効果的です。

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腰を伸ばすのストレッチ

(写真右上)
①仰向けになり片足のひざを抱え体につけるように引き込みます。
②この姿勢で5秒キープし、片足10回ずつ繰り返して行います。
※腰回りから背中を伸ばすイメージです。

太もも裏側のストレッチ

(写真右下)
①仰向けになり、太ももの手で抱え脚を起こしていきます。
②この姿勢で5秒キープし、片足10回ずつ繰り返して行います。

背筋強化

(写真左上)
①うつ伏せになり、背中をそらして首を上げます。
②その姿勢を5秒キープし、10秒繰り返します。

腹筋強化

(写真左下)
①仰向けになり脚を肩幅に開き、ひざを立てます。
②両手を太ももに添えて首を30度~45度上げていきます。
③その姿勢で5秒キープし、10回繰り返します。
※このとき腹筋を意識します。

この4つの運動を1日5分2週間続けるだけで、腰痛はかなり改善するそうですよ。

腰痛でお悩みの方はぜひやってみてください。