アルツハイマー症と聞くと他人ごとではないと思うこの頃です。アルツハイマー症は、薬で進行を遅らせることはできますが、まだまだ完治が難しい疾病です。

そんななか、アルツハイマーを予防できるとしたら、ぜひその方法を知りたいですよね。ためしてガッテンでは、その新予防法を紹介しれくれますので、中高年以降の方は、必見です。

アルツハイマーの患者さんの脳の中には「β(ベータ)タンパク」という物質があります。これは脳に貯まるゴミのような存在だそうで、その原因は加齢。

このβタンパクが脳に貯まると脳がダメージを受けます。最初に影響を受けるが、記憶をつかさどっている海馬。次に脳の後ろ側で判断分析する領域。

それに伴って記憶障害が起こり、状況判断ができなくなります。

アルツハイマー防ぐ予防術とは

1.有酸素運動をすること・・3倍なりにくくなる

有酸素運動をすると、脳でβタンパクを分解する酵素が活性化します。適度な運動は、発症する確立が1/3になるというデータもあります。

1回20分以上軽いジョギング程度の運動を週に2回以上行ってください。

2.話し相手を持つこと・・8倍なりにくくなる

話しをすると脳が活性化します。話し相手が多ければ多いほど認知症の発生率が低くなります。

3.生活習慣病にならない食生活・・6倍なりにくくなる

高血圧、高コレステロール、肥満の人は、通常の方より2倍、認知症になりやすいといいます。

3つ当てはまる人は、なんと6倍。その原因はどうやら脳への血液の流れにあるようです。

妄想、徘徊を防ぐ薬、漢方

周辺症状と呼ばれる妄想、徘徊の症状を抑える薬として、漢方「抑肝散(よくかんさん)」が注目されています。
※抑肝散は「処方薬」ですから、医療機関にかかることが必要です。

アルツハイマーを予防する食事法

番組では、大分県の取り組みを紹介し、軽度認知障害(認知症予備軍)と診断された高齢者の脳機能が、正常範囲まで回復した事例を取り上げています。

そこで実践していた方法とは・・

すべて8分目

とにかく食事は、お腹いっぱい食べないこと、8分目が大切です。さらにバランスのよい食事をこころがけ、自分を追い込まないことが大切です。

短い昼寝をすること

30分以内の短い昼寝はアルツハイマー病予防に効果があることがわかってきました。1時以上の長い昼寝は、夜眠れなくなり逆効果だそうです。

有酸素運動をすること

有酸素運動は、脳を活性化させてあるつハイマー病予防に効果があります。しりとりをしながら体を動かすとより効果があるそうです。

運動による新しい研究結果では、ジョギング程度の軽い運動をすると、肝臓でIGF-1という脳の神経細胞を成長させる物質がでて、それが記憶をつかさどる海馬にたまり脳が活性化することがわかってきました。

βタンパクが脳にたまり、症状がでるまで約20年と言われていますから、その取り組みは、40代から始めないといけないですよね。

ならないための予防法、ぜひ実践しておきましょう。