遺伝子レベルの研究が進み、老化の仕組みも少しづつ解明されるようになってきました。

いつもでも生き生きとして健康にいられるかは私たちの年代にとってとっても重要なテーマです。

今回の団塊スタイルは、
・ボケない脳をつくる!
・生活習慣改善で撃退もの忘れ!
・脳活性化簡単エクササイズ

順天堂大学 加齢制御学講座 白澤卓二先生の「ボケない脳を作る・脳を活性化させる」方法や解説は大変ためになるので、しっかり覚えておきたいですね。

ボケない脳のつくり方

老化の自覚は、60代では、もの忘れ、老眼、白髪の順でした。物忘れは、中年以降になりますと、生活のあらゆることろで日常茶飯事に起こってきますよね。

最近の研究では、高齢期でも脳に刺激を与えれば新しい神経細胞が生まれることがわかってきました。ですから、脳にどんどん刺激を与えることが大切です。

アマチュア劇団の最高年齢は84歳、平均年齢は68歳。ほとんどの方が芝居経験がなかったそうです。皆さん、1時間のセリフをどう覚えているのでしょうか・・・。

相手のセリフだけ録音し家事をしながら練習したり、<書き写したり、皆さんそれぞれの方法で覚えています。 記憶力を増強するには、何かの動作と組み合わせ、脳のいろいろな部分を使いながら覚えると覚えやすいといいます。

脳の活性化に役立つ生活習慣

よくかむ
・・・顎を使うと脳の前と横の血流を増やします。

本や新聞は声を出して読む
・・・声をだすと脳の運動野を使うので記憶だ定着します。

カラオケ
・・・右利きの人は右の脳を活性化できます。

翌日の予定を立てる
・・・企画を立てることは認知予防に効果があります。

料理をする
・・・材料から考えるため健康的なプロセスが養える。

地方自治体の脳活性化プロジェクト

●群馬県高崎市 ひらめきウォーキング

史跡の写真をとる、花を見つける、俳句を読むなど歩きながら課題をこなしていく。脳の活性化には大変効果があるそうです。

歩く以外に脳を活性化するには、姿勢を維持することが大切です。そのためには、体幹筋(インナーマッスル)を鍛えること、階段の昇降りや太極拳などもバランす感覚を育てるのもいいです。

●体幹筋を鍛え脳を活性化させるトレーニング法
直径20cm~25cmのエクササイズボール用意して、椅子の上に乗せその上に座るだけ。

コツはボールの上に坐骨をのせて背骨をまっすぐにのせる。そうすると頭がボールの直上にくるようになります。

足は、椅子の下に90度にまっすぐ降りるように。最初は10分程度くらいから、30分程度を目標に座ります。

テレビや本を読みながら手軽にできるので、手軽に毎日続けられます。

注意点は、転ばないようにするために
・ボールは軽く押してへこむ程度
・椅子は背もたれがあり、キャスターがついてないもの

少しづつでも自分でできることを、取り入れていつまでも若い脳を保ちつづけたいですね。