現在、いびきや歯ぎしり、睡眠時無呼吸症候群などの治療で注目されているのが、「睡眠歯科」です。

駆け込みドクターでは、睡眠歯科での睡眠障害の治療を紹介していましたので、ご紹介します。

睡眠歯科で行われているのが、マウスピースや歯列矯正器具を使い歯列を拡大して改善する方法です。

番組で、この治療法を紹介してくれたのは、古畑歯科医院の古畑弁先生。睡眠歯科医療を受ける患者さんは、年間約2000人いるそうです。

歯ぎしりには、衝撃を抑えるタイプのマウスピースを使います。

歯ぎしり用マウスピース

いびきや無呼吸症候群には、下あごを前に出して固定し、気道を確保する治療を行います。

いびきや睡眠呼吸障害の治療法として、歯列を強制する方法は、現在注目されている治療法です。

アゴが小さい人は、口の中に舌が収まらず、気道を狭めるため、いびきをかきやすくなります。

治療には、口の中に器具をはめ込みアゴをゆっくり広げる歯列拡大治療法を行います。

口の中に器具をはめ込み、顎をゆっくり広げて行きます。

治療前には、4.45cmだった幅が、約2年の治療で4.83cmも広がり、1時間の無呼吸数11.3回が1.5回と劇的に改善するケースもあります。

歯列矯正でいびきを克服

今まで、睡眠障害と言えば、内科か睡眠外来での治療が一般的でしたが、これからは、歯科も視野に入れて治療を受けたいですね。