暑い夏を乗り切るためには、しっかり食べて、ぐっすり睡眠をとることが必要ですよね~。でも、連日の熱帯夜、寝ようと思ってもなかなか寝れない・・クーラーをつけて寝ると、翌日ダルくてしょうがない・・

こんな時には、沖縄の人に聞くのが一番と(本当は群馬が一番暑いのですが・・)、マサカメTV(NHK)では、沖縄を取材。

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そこでわかったのは、寝る前の意外なトレーニングでした。それは、なんとハンドボールの動きにも共通するそうです。

この方法を寝る前に2分やるだけで、眠りやすい体質に改善することができるそうです。

その他、昼寝の達人が教える、快眠をもたらす意外な食べ物など真夏の眠りに関する情報が満載です。
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暑くて眠れない時は、寝る前に思い切り手の平を握るとぐっすり眠れるそうです。

体や心の緊張は、意識しても取れないことがあります。この緊張をとる方法を、弛緩法(しかんほう)と言います。

ハンドボールでは、この弛緩法を実践すると緊張が取れてシュートの決定率が高くなるそうです。

スポーツ選手が試合の前に緊張するのと同じように、不眠症の人は、寝る前に緊張しています。

スポーツ選手が実践している手のひらを握る弛緩法を、認知行動療法として取り入れた病院では、不眠症の患者さんの
約7割が改善したそうです。

簡単筋弛緩法

●手
①息を吸いながら7割~8割の力で5秒手を握ります。
②息を吐きながらパッと手のひらを開き10秒間力を抜きます。

●足
①脚を上げ、つま先を自分の方に向けます。
(寝ながらでも座りながらでもOKです)

②脚全体に7割~8割の力を入れたあと、緩めます。
(このとき、もも、ふくらはぎ、足首にも力を入れます。)

③そのまま5数えたら、一気に力を緩めて10数えます。

この療法は、力をいれることではなく、力を抜くことがポイント。手と足セットで2、3回がベスト。やりすぎは、返って逆効果だそうです。

また、手のひらを握ったり足に力を入れたりすることで、手足の温度が2度程上昇し、手足から熱を放出することで、体内の温度を下げて眠りにつきやすくなります。

この筋弛緩法は、不眠症だけでなく、ストレスの軽減にも役立ちます。沖縄の学校では、試験前の緊張をほぐすためにこの筋弛緩法を実践しています。

また、眠くなる食べ物とは、牛乳やレタスと言われていますが、快眠を得るためには、牛乳ならドラム缶半分(100リットル)、レタスなら450個食べないと効果がないそうです。

快眠を得るためには、2時から4時までの間に15分の昼寝をすると良いそうです。そこで、昼寝をする前に、コーヒーをとると夜の睡眠効果がぐ~んと高まります。

理由は、コーヒーに含まれるカフェインの覚醒効果です。昼寝の前にコーヒーを飲んでからねると、起きたときの覚醒効果が高まり、夜の睡眠効果が深くなります。

昼寝の前のコーヒーは、昼寝の後に顔を洗う、昼寝の後に強い日光にあたる、より覚醒効果が高いと言う結果が出ています。

1日15分の昼寝の前にコーヒーを飲み、夜寝る前に手のひらを握る筋弛緩法で、熱帯夜を乗り切りたいですね。