季節の変わり目になり、だんだん寒くなってくるとおしっこが近くなってきますよね。

歳のせいかな・・冷えるからかな・・、筋肉の衰えかな・・など悩んでいる方も多いと思います。それは「過活動膀胱」の可能性があります。

40歳以上の男女8人に1人が過活動膀胱

過活動膀胱は、脳と膀胱をつなぐ神経のトラブルによって起こるものと、骨盤底筋など神経トラブルとは関係ないもので起こるものがあります。

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なんと40歳以上の男女の8人に1人が、その症状があるそうですよ。

過活動膀胱になると、

①尿意切迫感・・急に尿意をもよおしで我慢できない
②夜間頻尿・・夜中に何度もトイレに起きる
③切迫性尿失禁・・トイレまで画面できず尿漏れしてしまう

などが起こります。

尿漏れは治療すれば改善する

尿漏れは、れっきとした「病気」ですから、診療を受け治療すれば改善するので、迷わず病院で診断を受けることが大切です。

また、尿のトラブルには、泌尿器系の感染症やがん、膀胱に隣接する子宮や腸のトラブルなどが潜んでいることがありますので、しっかり受診しておくことが必要です。

尿検査の結果を正しく理解、活用する方法、多くの女性が悩む“トイレが近くなる”症状「過活動膀胱」の解決法 1日5分で頻尿改善 などを紹介します。

尿検査では、がんや腎臓病、肝臓病などの重大な病気がわかります。

尿は腎臓でつくられます。腎臓は血液をろ過する役割をしていて腎臓で血液の中の仕分けをしており、いらなくなった物を尿として排出しています。

尿検査は、テストテープで検査します。1つのテープで、ブドウ糖、ケトン体、潜血、PH、タンパク、ウロビリノーゲンなどが6種類が同時に調べられます。

尿の潜血反応では、癌の可能性を判断できます。採尿するときは、最初の尿には雑菌が含まれているので、途中の尿を採取すると、正確に検査できるそうです。尿の量は10ccあれば十分です。

●尿の疑問

尿から甘いニオイがする人は、飲酒後やその翌日なら問題なし、続く場合には病院へ行ってください。

茶色い尿は、体に不必要なものが濃縮されて茶色になるので心配なし、ただし続く場合には病院へ行ってください。

白い尿はリンパ関係、緑の尿は細菌、紫の尿もありますので。おかしいとおもったら病院へ行ってください。

●頻尿の回数

1日の正常な排尿回数は3~8回、10回以上は頻尿の疑いがあります。また、急にトイレへ行きたくなる過活動膀胱の人が増えています。

自宅にカギを入れた瞬間どうしても我慢できなくなるカギ穴尿失禁、ドアノブ尿失禁といわれる人もいます。

その他、水の音を聞いただけ、水に触れた瞬間などの人もいるそうです。

●家庭でできる改善方法

尿を我慢する膀胱訓練をするといいそうです。最初の1ヶ月は、1日1回尿意を5分我慢。5分単位で徐々に時間を延ばして膀胱を元に戻します。

外出時でも我慢できるようになったら、訓練完了です。

注意点は、外で膀胱訓練をすると漏らしてそれがトラウマになると、ますます症状が悪化することがありますので。訓練は家の中でやってくださいとのことです。。

寒いとき、外に外出するとき、雨の日などの刺激がきっかけになることもあるそうです。

寒い季節になるので、腹巻きをして下半身を冷やさない、半身浴をして血流をよくする、ジョギングなどもいいそうです。

過活動膀胱と同じ症状は、膀胱炎で起こることもあります。膀胱炎の人は尿意を我慢すると悪化してしまいます。

尿をするときに痛みがある場合には、膀胱炎の可能性がりますので、病院へ行ってください。