毎日必ずしている「おしっこ」。1日の排尿量は、約1.0~1.5リットルだそうです。

見てみると、透明だったり、黄色だったり食べ物や飲んだもののニオイがついてたり・・、色々気がつくことがありますよね。^^;

成人では、1回あたり200ml~400mlが排出されるそうで、1日4~8回はトイレに行くそうです。

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1日に2500ml以上の多量の尿(多尿)や、400ml以下の少ない尿(乏尿)の場合、病気が隠れている可能性があるので注意が必要です。

●尿量が増加する主な病気
・糖尿病 ・腎性尿崩症 ・心因性多尿(心因性多飲症)

●尿量が減少する主な病気の種類
・急性腎不全 ・慢性腎不全 ・肝機能障害 ・肝不全 ・貧血

高齢者になると、尿の量700ml~1200ml程度に減り尿の回数も多くなる傾向があります。

おしっこの色を注意深く観察することで、体の健康状態や異変をチェックすることができるそうです。おしっこの色には、透明、黄色、赤、コーラー、メロンソーダ、イカスミ色などというのもあるようですよ。(^_^;)

また、いつも見慣れている黄色おしっこが危ない?という話や、血尿、たんぱく尿など、尿についての常識や最新情報を「ためしてガッテン」(NHK)で教えてくれました。

おしっこの色でわかる体調と病気

おしっこの色は、単なる健康のバロメータではなく、潜んでいる病気の発見になります。普通の黄色いおしっこに、本当に危険な病気が隠されていることがあります。

●見えない血尿の原因
・一過性のもの 65%
・ぼうこう炎  22%
・前立腺肥大  10%
・その他    8%

その他8%の中に、腎疾患3%、膀胱がん2%など怖い病気が潜んでいます。その病気を見つける精密検査が、尿の再検査です。再検査では、おしっこの中の赤血球を顕微鏡で見ます。

腎臓は糸球体という毛細血管の集まりで、血管の小さな穴から余分な水分を排出してます。何らかのトラブルがあると、この穴から赤血球やがん細胞が飛び出して、尿に混ざり排出されます。

再検査では、顕微鏡でこれを確認しているそうです。これを顕微鏡的血尿といいます。顕微鏡的血尿が検出された40代の喫煙男性の5人に1人が、ぼうこうがんだと言われているそうです。

おしっこの検査

尿の検査は、尿試験紙を使えば簡単に行えます。尿試験紙は調剤薬局で、100円程度売っているそうです。月に1回程度、尿試験紙で調べると安心だといいます。

血尿の陽性がでたら、腎臓内科や泌尿器科で検査を受けてください。陽性の場合は、保険適用になります。

●尿検査の作法
・検査前日はアルコールを控える
・野菜や果物にはビタミンCは控える
・ビタミン剤も控える
・運動はさけ、安静の状態で検査する
・直前に水分補給はやめる
・おしっこの中間の尿をとる

●おしっこの色
・濃い黄色~茶褐色・・肝臓病の疑い
・いつも薄い尿・・・糖尿病、腎臓病の疑い
・濃い緑・・緑膿菌などの細菌感染
・黒・・薬で尿に着色すると黒や茶色になる
・黄色・・ビタミン剤の影響

おしっこチェックは、だれでも手軽にできる健康管理です。色と病気の関連を覚えておき、毎日チェックしたいですね。