にんにくががん予防、特に大腸がんの予防になる食品だということは、世界中の色々なメディアで紹介されています。

アメリカの国立がん研究所は、ガンを予防する食品のピラミッドの頂点にニンニクをあげています。

piramid_ninniku

ガンを予防するのは、にんにくに含まれるS-アリルシステインという成分。この成分は、ニンニクにしか含まれないと言います。

このS-アリルシステインは、がん予防の他、病原菌に対する抵抗力を高めたり、悪玉コレステロールを低下させたり、血圧を下げたりする働きがあります。

S-アリルシステインにより、動脈硬化を防ぐことで、心臓病や脳卒中も予防できるということですね。

また、にんにくに含まれるジアリルトリスルフィド(DATS)も、同じようにガン細胞が増殖するのを抑え、寿命のある正常な細胞に戻して、ガンの細胞を消滅させる働きがあります。

ガンをも予防するニンニクですが、どのように食べればより効果が得られるのでしょうか? 

毎日生のまま1かけ~2かけ食べれば良いという説から、成熟させるとより抗酸化作用が高まり、がん予防効果のあるS-アリルシステインなどの成分が生成されると言う説があります。

生のままのにんにくは刺激が強く、お腹を壊してしまう人もいますよね。電子レンジでチンすると、ホクホクして美味しく食べられるという人も。

このように、生のままが良い、低温加熱が良い、オイルに漬けると良い、電子レンジが良い、など様々な情報が飛び交っています。

色々なにんにくの食べ方があるようですが、たけしのみんなの家庭の医学では、奥薗さんが、「成分が3倍になるニンニク料理の作り方」を紹介してくれます。これは、嬉しい限りです。

奥薗流レシピは、ずぼらな主婦にも作れるものばかり(笑)電子レンジなどを活用した簡単にんにく料理、楽しみですね。明日は、スーパーからにんにくが消えるのでしょうか^^;
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にんにくの効能ですが、熟成させるとガンを予防する成分であるS-アリルシステインが増えると言うのは、番組の実験で実証されました。

にんにくの生産地である青森の農家の人が作る熟成ニンニクは、生にんにくを1とすると、S-アリルシステインが
3年間酢漬け 3.8倍
1年間醤油漬け 10.5倍
3年間焼酎漬け 11.5倍
と素晴らしい結果が出ました。

ニンニク農家の人に大腸ポリープがないのは、にんにくをたくさん食べることに加え、熟成ニンニクを食べていることでした。

しかし、青森のニンニク農家の人がつくる熟成にんにくは、時間もかかり大変です。そこで、奥薗さんが、たった一晩でS-アリルシステインを効率よく増やす方法を紹介してくれました。

奥薗流「ニンニク塩麹」の作り方とレシピの詳細はこちら