アメリカのニュース雑誌が選ぶ「尊敬すべき国家」。1位に選ばれたのは日本でした。4年連続で1位に選ばれているそうです。

選ばれた理由は、「安全な国」「教育水準が高い」「高収入」とのこと。電車の乗り方1つにしても、きちんとルールを守り、並ぶことを苦としない、秩序を守る国民とされています。

治安が良いことについては認めますが、日本人が高収入か?と言われる納得できない人も多いですよね。

他国ほどの貧富の差が無いにしろ、今の若い世代は、バブルの好景気を知らず、不況の中で育ちましたので、いつも「景気が悪い」状態のプレッシャー世代と言われています。

ちょっと前、森本卓郎さんの書籍、「年収300万円時代を生き抜く経済学」がベストセラーに。ところが、今は「緊急版・年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫」が読まれています。

世界からは、「尊敬すべき国家」で「高収入」と思われている日本が実は、低収入の話題でいっぱいと言う現実があります。

特に40歳以降の人は、幸せの基準を「お金」に置いている人が多く、経済的豊かさのない不況時代=不幸と感じている人が多いようです。

ところが、ゆとり教育で育った現代の若者はどうなのか?と言うと必要以上の物欲もなく、「不況でも幸せ」と感じている人も多いという調査結果が出ています。

お金もあまり使わず「車は買わない」「飲みに行かない」「海外旅行をしない」などの特徴があり、「若者の〇〇離れ」などと言われています。

しかし、収入的には他の世代と比べて、大きな差があるわけではないそうです。

では、プレッシャー世代は、どうしてモノを買わないか?と言うと、消費しないわけではなく、使うべきところにはしっかりと使います。

彼らは、収入があったとしても意味のない支出はしないという、新たな消費スタイルを生み出しているそうです。

私たちの世代は、高度成長期やバブルの苦い経験もし、お金について理解しているつもりですが、今のプレッシャー世代のほうが、よっぽどお金の価値が分かり、上手に使っているような気がしてなりません。

と言っても、ワーキングプアも多く、派遣切りなどで辛い思いをしている若者がたくさんいることも確かです。

たけしのニッポンのミタカでは、清貧カップルと派遣、節約美女に密着し、不況でも幸せを感じているプレッシャー世代に迫ります。プレッシャー世代に学ぶべきところがありそうですね。