クモ糸繊維は強度と伸縮性を兼ね備えた「夢の繊維」と言われています。

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開発しているのは、関山和秀さんが設立したスパイバー。慶応大学先端生命科学研究所でクモの糸を研究していた人です。

この新しい繊維は強さと伸縮性両方を持つクモの糸の組織をもとに、遺伝子やアミノ酸の配列を変えた合成繊維です。

ベースの素材が人工たんぱく質なので化学物質に頼らず、生産は常温でも可能。強さは鋼鉄の4倍、伸縮性はナイロンを上回ると言われています。

このクモ糸繊維は、人工毛髪、人工血管などの他、タイヤや自動車部品など幅広く応用がきく繊維として注目を集めています。

IP細胞の発見で、毛髪や血管の再生が可能といわれていますが、クモ糸の量産が可能となれば、簡単に安価での治療が期待できそうです。

そろそろ、髪の毛悩みはこの世からなくなりそうですね。