骨粗しょう症はよく耳にする疾病で、中高年の女性にとっては深刻な問題ですね。予防や改善のため、積極的にカルシウムを摂っている人も多いのではないでしょうか。

最近、皮膚がスカスカになる「皮膚粗しょう症」と言う言葉を耳にするようになりました。この皮膚粗しょう症が中高年のたるみの原因になっているようです。

中高年になると、体のいたるところに悩みが出てきますが、見た目で気になることの上位に君臨するのが、シワ・シミに続き「たるみ」です。

このたるみの原因は、表皮や真皮だけでなく、真皮の血管の硬化、血液の粘性上昇など内的老化の影響も大きいそうです。

加齢で骨の密度が下がるのと同じように、頭蓋骨も加齢によって弱くなり、頭蓋骨が小さくなります。これにより、眼窩は外側が下がった形になり、ほお骨が下がり、下あごの骨が短くなり、口元もつぶれます。(日経記事より)

その上、筋肉量が減り、さらに脂肪も少なくなり、その分余った皮膚がたるんでしまいます。

老化と言われれば仕方がないとあきらめムードですが、少しでも遅らせる方法はあるようです。ちょっとほっとしますね。

特に、ほうれい線、まぶた、あごのたるみが気になる方は、以下の生活を見直すだけでも、効果があるようです。

・1日中パソコンに向かっている
・煙草を吸っている
・睡眠時間は6時間以下
・不規則な生活をしている
・肉や魚などのたんぱく質をあまりとらない

50歳を過ぎたら、パソコンはほどほどに、禁煙をし、夜11時には床につき、肉や魚のたんぱく質を多く摂るように心がけ、少しでも皮膚粗しょう症の進行を遅らせたいものです。