今年の夏は、はじめは猛暑でしたが、後半は台風災害も多く、涼しい感じで終わりましたね。いつもなら、9月になるとホッとするのに、疲れがぬけず体調もイマイチの人も多いかと思います。

とくに私たち更年期世代は、暑いのか寒いのかまったく分からなくなってしまい困ってしまいますよね。

実は、8月より9月に不調を感じている人が多く、6割以上は秋に体調不良をおこしているそうです。そんな人は、秋バテの可能性があります。

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夏バテは、高温多湿の環境で著しく体力を消耗したり、外と冷房の温度差によって自律神経が乱れて起こります。

秋バテの原因は、夏の疲れが残っているのではなく、胃のダメージからきているそうです。胃のダメージは、夏場に冷たいものを取り過ぎたために起こります。

内臓が冷やされると、すぐにダメージがあるのではなく徐々に蓄積され、秋口に胃の不調としてでてくるそうです。

胃の働きが低下すると、疲労や倦怠感の症状があらわれてきます。

秋バテの症状

第一段階 食欲不振 胸焼け 膨満感 早期飽満感
第二段階 疲労 倦怠感 胃痛腹痛 吐き気
第三段階 めまい 動悸 肩こり のどのつかえ

冷たいものが胃の中に入ると、胃の動きが途端に悪くなります。

また、食べ過ぎると、大量に分泌された胃酸が腸へと溢れでてしまい腸から胃へSOSが送られ、胃の働きが制限されてしまいます。

秋バテ解消法

①食事の前に1杯の水を飲む
水は常温のもの。毎食前にコップ1杯の水を飲むと、胃の活動スイッチが入り負担が軽減します。

冷たいもの、カフェインの入ったコーヒーやお茶はダメです。

②朝食に温かいものを食べる
朝食に温かいものを摂ると胃が目覚め働きが活発になります。

秋バテ予備軍の人

食べるのが早い、ついつい間食してしまう、よく外食する。このような人は、秋バテになりやすいので注意してください。

食事は、タンパク質や脂質の多い食事、高カロリー食、辛いもの、味付けの濃いものなど、胃酸の出やすい食物を控えるといいそうです。

オススメ朝食

ご飯、味噌汁、さんま(大根おろし付)、レンコンとニンジンのきんぴら、ネバネバサラダ

ネバネバサラダ
・ネバネバ成分が粘膜を保護。納豆は分解酵素となり消化を助けます。

レンコンとニンジン
・レンコンは抗胃潰瘍作用があり、胃酸過多に効果的です。
・ニンジンは、胃粘膜を正常に保ち炎症をおさえます。

大根おろし
・消化酵素ジアスターゼが消化酵素に効果的です。

胃の負担を軽くする食習慣

・よく咀嚼しながら食べる
・肉より野菜を先に食べる
・食後2時間以内に横にならない

調子がイマイチ回復しない人は、胃のケアをしっかりしてみてくださいね。