終活という言葉が、盛んに使われるようになりましたよね。

終活とは、人生の総決算の死の準備を、自分でしっかり準備しておこうというものです。

その終活の最大の目的は、葬儀とお墓。今お墓を探す「お墓巡りバスツアー」が人気だそうです。

最近のお墓の事情は、随分と変わったといいます。親子関係が疎遠になり無縁墓となるお墓。

haka_R

子供がいない人、生活することが大変で維持管理費の年間3600円も払えない人も多いそうです。

後継者の人と数年連絡がとれない場合、墓は撤去され遺骨は別の場所に合葬されてしまいます。

しかし、墓に対する関心が薄くなったのかと言われると事情はそうでもないそうです。

東京巣鴨にある霊園 飛天の塚 は寺が責任をもって永代供養としてくれるということで大人気だそうです。

2012年、東京23区内で墓を作るためには278.3万円、年間管理費の平均は1万5千円だそうです。

しかし、飛天の塚では、一人50万円で維持管理費はゼロ。毎朝お寺で花をお供えしてくれ、インターネットで供養の様子を中継で配信してくれます。

お墓のあり方も時代の流れと同時に変化しておりまた、墓トモという言葉も生まれているそうです。

「墓トモ」とは、集合墓で一緒の場所に入る意味もありますが生前も仲良くして、つながっていようねという意味があるそうです。

大人気の樹木葬型永代供養墓では、一人60万円(埋葬・彫刻料別)赤の他人でも、気の合う人と一緒にお墓に入りたい、死んでもやっぱり一人は寂しいと言います。

「墓トモ女子会」の会員数は2500人、毎月各地で食事会やお茶会を開いているそうです。

話題は、墓のことだけでなく、今抱えている悩みなどを相談する場となっているそうです。

会員達が選んだ墓地は、東京町田にある樹木墓地 桜葬。
豊かな自然に囲まれた場所で、最初に1人20万円を払い死亡するまで年会費5千円払えば、いいそうです。

毎年桜の季節になると、宗派を問わず、合同慰霊祭。
「さくらメモリアル」が開かれるそうです。

墓トモ会員からは、死を前向きに受け止められるようになった死後も仲良くできる友達がいれば、残された人生も安心して生きていけると、墓トモの輪は拡がり続けているそうです。