大橋巨泉さんと言えば、超人気番組の司会者でした。「クイズダービー」や「世界丸ごとハウマッチ」、「ギミアブレイク」など高視聴率をたたきだした番組は巨泉さんの番組でしたね。

「笑うセールスマン」のアニメ主人公「喪黒福造(もぐろふくぞう)」は、巨泉さんをモデルに描かれたそうです。そういえば、クイズダービーでは、倍率を決める時や正解を開くときの「ドン!」と言う掛け声は巨泉さんの特徴でした。

大橋巨泉さんは、2度のがんを克服してきましたが、現在は3度目の癌と戦っています。現在は、縦隔膜にできたリンパの癌を放射線でたたいている状態だそうです。

金スマに出演した現在も、放射線治療の最中で、月火水木金と5日間放射線治療を受け、土日がお休みと言う生活が1月9日まで続くそうです。

放射線治療による唾液腺ダメージで唾液が出ないため、水を飲みながらの出演となりました。

金スマでは、24年ぶりにあの人気クイズ番組「クイズダービー」が再現され、私たち中高年にとってはなつかしさでいっぱいでしたね。

当時の出演者では、竹下景子さんと長山愛子さんらが出演。巨泉さんは、キャッチコピーを付けるのも天才で、竹下景子さんを「3択の女王」とよんでいました。1枠の篠沢教授の枠は、ビートたけしのお兄さん北野大教授が座りました。

篠沢教授は、巨泉さんと同学年の81歳。現在は、6年前に発病した筋萎縮性側索硬化症(ALS)と言う難病と闘っています。筋萎縮性側索硬化症は、徐々に全身の筋力が低下するとともに、呼吸筋も次第に弱くなって呼吸が困難になる病です。

そんな篠沢教授は、4時間かけて巨泉さんに「頑張ってほしい」と音声合成装置ボイスターを使い、コメントを残しました。

今回の復活したクイズダービーに出演できなかったのは、篠沢教授とはらたいらさん。はらたいらさんは、63歳の時、肝臓がんで亡くなっています。はらたいらさんの席には、中居くんが座りました。

24年の間、出演者にも色々なことがありましたね。色々な番組が流行っては消え、また流行る。

現在は、テレビの視聴習慣を持たなくなる「テレビ離れ」が進んでいると言います。私たち中高年は、テレビを娯楽の一環として楽しんだ最後の世代なのかもしれません。

巨泉さんにも、篠沢教授にも、もう少し頑張って欲しいですよね。