先日も、あわや大地震?と思わせるようなちょっとした地震がありましたね。地震大国日本と言えど、いつもよりちょっと大きな地震が来るとうろたえて身構えてしまいますね。

メディアでは、そう遠くない未来に、「東海地震が来る」とか「首都圏直下型地震が来る」と言われています。明日来てもおかしくない状況ですが、地震対策は万全ですか?

ところが、どこかで「うちは大丈夫」、「そうは言っても来ないだろう」と言うような何の根拠もない思いから、または、「来たら来たでしょうがない」と言う居直り派を含めて、なかなか防災対策が遅れている家庭が多いそうです。

その理由は、人間には、周囲がどうであろうと自分は大丈夫という「楽観バイアス」という心理が働くためと言われています。

また、家庭の地震対策を調査してみると、持ち出し用や非常袋の用意は万全なのに、命に一番関わる家の耐震や家具などの転倒防止はほとんどされてない実態がわかってきました。

しかし、地震のビデオを見たあと、本気で地震対策をした人がいたそうです。その人たちは、地震と同時に子供が遭遇したときのことを考えた人たち。人は、自分のことではなく大切なものを守るためには、すぐに行動する傾向があります。

ある小学校では、子供から「私の命を守って」と言わせたところ、すぐに地震対策にとりかかったそうです。

そう、自分のことより子供のこと、家族のこと優先なんです。親ならその気持ちわかりますよね。

12月は大掃除の季節。この機会にタンスを動かしたりと片付けながらいっしょに地震対策をすると良いですね。

地震対策グッズはいろいろ販売されていますが、どれが良いのかどうすれば効果があるのか?を理解したうえで万全な対策を取りたいものです。

兵庫県には、神戸の教訓を未来に活かすため、世界最高の地震専用施設「E-ディフェンス」が建てられました。

E-ディフェンスでは、地震から人命を守るため、実物大の構造物を実際に破壊し、地震による破壊メカニズムの解明や耐震補強効果の検証等を行い、その実験映像も公開しています。

「E-ディフェンス兵庫耐震工学研究センター」は無料で見学ができます。地震にしっかり向き合いたい方は、一度見学するとよいですね。見学は、1時間ほど。完全予約制です。

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