もしも、今、旦那さんが突然亡くなったらどうしますか?

「亭主達者で留守がいい」の亭主が突然いなくなってしまう訳ですから、これは一大事ですよね。

ご家族の状況、子供さんの人数、年齢によっても影響は違いますが、いずれにしても、一番の心配は、今後の生活資金です。

とりあえずの「生命保険」と、月々の「遺族年金」だけで生活するには、かなり大変です。

現在、働き盛りの男性(25歳~59歳)は、病気や事故、自殺によって年間6万人も亡くなっているそうです。

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ありえない事と思わず、万が一の事を想定して、一度、確認してみることが必要ですね。

夫を亡くした時の備えとは・・

万が一の備えは、ほとんどの方が生命保険頼みです。

しかし、その生命保険も健康診断の結果を正確に申請しなかったり納付が1ヶ月少なかったばかりに、もらえなかった人もいます。

生命保険の注意点

生命保険の告知書に、過去2年以内の健康診断の記録を正確に記入しないと、告知義務違反になり保険金が支払われません。

保険会社は、契約をして2年以内に亡くなった場合には、徹底的に健康診断の内容など調べ、その内容が違っている場合には支払わないようです。

4年前に胃を手術した場合など、2年以内でなくても告知しないといけない病気がありますので、保険員に確認したり、契約書などをしっかりチェックしてみてください。

遺族年金の注意点

遺族年金は、国民年金を払っている夫が亡くなったとき、18歳未満の子供がいる場合に支払われる仕組みです。

支払われる金額は、子供1人の場合は8.4万円、2人の場合では10.3万円になります。

夫が国民年金を支払っていない時期があったり、年金の支払い期間が足りないと支払われませんので注意が必要です。

遺族年金が支払われるのは、
 ①通算25年(300ヶ月)以上支払っている人
 ②加入期間の2/3以上払っている人
 ③亡くなる前1年間の間切らさず払っている人
上記のいずれかの条件を満たす人が対象となります。

心配な方は、市役所の年金課で調べてみてください。また、インターネットの「ねんきんネット」にアクセスしお客様のアクセスキーを入れることでも調べることができます。

お金はいくら必要か

【子供が3人いて、生命保険2000万円あった場合の計算】
遺族年金だけでは生活は苦しくなるので、2000万円を崩す必要があります。

しかし、子供の学費を考えると2000万円はとっておきたい。また、老後の資金を考えると600万円~800万円欲しい。

そうような場合には、子供の学費には奨学金を申し込んだり、子供にアルバイトで協力してもらいながら、手元に老後の資金を残すことを前提に計画することが必要だといいます。

いずれにしましても、自分には関係ないと事など思わず、一度しっかり確認しておくことが大切ですね。