プリンプリンとした食感のくずもちは、夏においしい和菓子ですよね。私たちがくずもちと聞くと、あの川崎大師などのお土産が浮かびます。

沖縄伝統くずもち

しかし、くずもちは、地方によっていろいろあるようです。

一般的なものは、葛粉を水にといて砂糖を加えて火にかけよく練ます。透明感がでてきたらパットに入れて水で冷やして食べやすい大きさに切り、きな粉や黒密をかけて食べます。

ところが、沖縄での「伝統くずもち」は、ちょっと作り方が違うようです。沖縄の方が長寿なのは、この葛が一役かっているのかもしれませんね。

今回の主治医が見つかる診療所では、この沖縄の伝統くずもちが何故身体に良いのか詳しく教えてくれました。

ここから番組紹介の伝統のくずもち料理です

沖縄は長寿の島、その秘訣は風土や食生活にあるといわれています。健康に良い食べ方は、いろいろな種類を混ぜて食べることだそうです。

沖縄の大宜味村では、100歳越えの人が多いことで知られていますが、その食生活は
昔ながらの沖縄料理です。

沖縄の野菜は、本土と同じ野菜でも紫外線が強いため、自分を守るため抗酸化作用が強くなります。

その野菜を、沖縄では「野菜が主食」と言われるほと野菜を食べます。チャンプルは、混ぜるという意味で、とにかくなんでも混ぜて食べるそうです。

伝統的な沖縄食材クジキン(クズウコン)でつくるクズモチ

クジキンは、16、17世紀に南米から使わった滋養強壮薬だそうです。沖縄の漁師は、体力をキープするため昔からお湯に溶かして飲んでいたそうです。

このクジキンから、デンプンを取り出し沖縄の伝統食プットゥルー(クジキンで作った餅)を作ります。

●プットゥルーの作り方
①クジキンは、皮の部分には毒性があるため皮を剥いで使います。
②小さく切ってミキサーに切って入れます。
③ミキサーにかけて布で漉し約1時間寝かせ水を捨てます。

④底にデンプンがたまるので、天日で1週間ほど干してクジキンのデンプンが完成します。
⑤クジキンのデンプンに2倍の水を加え、にんにくの葉、ツナ、醬油で味つけします。
⑥火にかけてかき回し粘り気がでたら出来上がりです。

●クズキンは、グルテンフリーです。
グルテンは、うどんやパンなどの小麦粉に含まれたタンパク質の一種で、食欲を増進させる働きがあります。

クズキンには、グルテンが入ってないグルテンフリーのため、食欲も抑えられます。また低カロリーで、栄養素高いためダイエットにはとてもいいそそうです。

沖縄の人は、いろいろな食材を混ぜる食文化と、毎日体を動かすことが日課になっているため、いつまでも元気でいられるんですね。

番組にでていた宮城ハナさんは91歳ですが、背筋はピーンと伸びて、毎日畑仕事をしていて、驚きの若さを保ってました。すごいでね~。