食後すぐに歯磨きしないと虫歯になるわよ、と教えられ、それが生活習慣になっている私たちにとって寝耳に水の話は、食後すぐの歯磨きです。

実は、これは歯にとって最悪のことをしているといいます。

食後すぐに歯を磨くと、口内に残っている食べ物からでた酸を歯磨き粉変わりにして歯を磨いているような状態であることがわかってきました。

この状態で歯磨きを続けていると、歯の表面のエナメル質を削ってしまいやがて、歯の表面が穴ぼこだらけの状態になってしまうそうです。

その結果、虫歯でもないのに歯がしみる「知覚過敏」が起こります。では、どうすればいいのでしょうか。

それは、食後15分以上たってから歯磨きすること。

食べ物の酸でいっぱいになった口内をもとに戻してくれるのが唾液です。

唾液は、口内のバランスを整えると同時に、酸で傷んだ歯の再石灰化をして、歯を修復してくれます。

それからフッ素入りの歯磨き粉を使って磨くとフッ素が歯をコーティングして、虫歯から守ってくれます。

また、口をすすぐ回数も大切。丁寧にすすぐとせっかくのフッ素コーティングをほとんど洗い流してしまいます。すすぎの回数は、1回がベストだそうです。

唾液を増やして歯を守るイーウー体操

口を「イー」「ウー」という形に大きく動かすだけ。これだけで唾液腺が刺激され唾液の分泌が上がります。1セット10回を1日2回行うといいそうです。

早いことわかっていればと思うと同時に、今後は・・と言いたいところですが

朝食後あわただしく出て行く毎日を過ごしている私たちに、食後15分はかなり厳しい注文ですよね。

とりあえず口をすすいで、出かける直前に歯磨きということになりそうですね。(^_^;)

歯は健康生活の基本ですから、大切にしていきましょう!できれば、半年に1回はデンタルケアに行ってくださいね。