舌には味を感じる機能のほか、食べ物と唾液を混ぜあわせたり、食べ物をノドの奥へ流し込んだりする大切な役目があります。

舌の表面には、乳頭と呼ばれる小さな突起が無数に並んでいます。味を感知する味蕾細胞は乳頭についていて、甘味、苦味、酸味、塩味の基本味覚のほか、うま味などを感じます。

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舌の上に白くついているが、舌苔(ぜったい)です。舌苔は、口の中の細菌や、口の中の剥がれたカス、食べかすなどが舌にこびりついたもので、これまで口臭などの原因であることが指摘されていました。

しかし、舌苔が多く溜まっている人は、口臭ばかりでなくガンになりやすいことを岡山大学と北海道大学のチームが突き止め、平成27年3月27日に海外の科学誌電子版に発表しました。

舌苔が多いと、口や喉のがんの原因になるとされる化合物「アセトアルデヒド」の口中濃度が高くなり、舌苔を取り除くとアセトアルデヒドも下がり、ガンの予防になるというものです。

舌苔は、口呼吸をする人、唾液の少ない人、舌の運動機能の低下している人、薬を飲み続けている人などにつきやすいので、まさに、私たち中高年世代にあてはまります。

舌苔を取り除くには、舌ブラシを使うことで取ることができます。専用のブラシが500円程度で売ってますので、それを使うとキレイにとることができます。

力をいれないで1日1回行うと、1週間目位から見違えるようにキレイになるそうです。舌苔は口臭の原因ともなりますので、しっかりケアしておきたいですね。

これからは、歯磨き、歯間掃除、舌苔掃除をセットにして行うといいですね。