巨人軍の角投手といれば、野球ファンならだれでも知っている人。抑えのピッチャーとして大活躍しましたよね。

角さんは1956年生まれですから、今年で58歳、江川さんの1つ下になります。

角盈男
<角盈男オフィシャルサイトよりお借りしました>

引退後は野球解説やバラエティにも出演し、先日の放送では、奥さんの行動をすべてホワイトボードに書き込み、全部チェックする旦那として、世の妻たちからドン引きされてました。

角さんの名前は、盈男(みつお)と呼びます。戸籍上は、三男だったのですが、「三男だからみつお」と言われるのがイヤで改名したそうです。

私たちの年代には、ほんとに名前を簡単につけられ子供ごころに、傷ついてた人が沢山いましたよね・・。^^;

その角さん、2014年2月27日、ご自身のブログで前立腺がんであることを、突然告白しました。

以下、角さんのブログ、2014年2月27日から引用

「昨日 病院で検査結果を聞きました。前立腺癌と言われました。
来月から検査 治療となります。 言われてもピンときません。何も体調変わらず!
いたって元気です! 今日も楽しみのアニキィと飲みます。ヤッター!
これから 色々途中経過をブログに書こうと思ってます。
同じ病気の人に少しでも参考になればと思います。
私自身 頑張るも何も いつもと全く変わらず!マイペースで行きますよ~ん!
お酒もマイペースだよん!じゃ」

自覚症状も何もなく、たまたま友人から人間ドックに誘われて、前立腺がんが発覚したとのこと。

病院で精密検査を受け、すぐに男性ホルモンを抑える薬で治療を開始、5月からは月1回の腹部への注射、6月からは重粒子線治療が始まります。

重粒子線治療は、がんの病巣をピンポイントで狙いうちし、正常細胞へのダメージを最小限に抑える最先端の放射線治療法。

重粒子線治療が行えるところは、日本ではまだ4ヶ所しかなく費用も300万円以上かかります。

今治療を受けている、男性ホルモンを抑える薬は、筋肉の低下などが起こるため運動や食事面での注意が必要です。

そのすべてを、奥さんが全面的にサポート。角さんは、「奥さんなしでは、今はない」と本当に感謝しているそうです。

平成26年11月24日放送の元巨人軍の角さんのトモセラピーで前立腺がん完治率95%にはこちらで紹介してます。

角さんの受けた検査はPET検査。費用は、約15万円でした。

前立腺がんの転移はしていませんが、4段階のうちの3段階だったそうです。

奥さんは、「覚悟はしています。何をすれば一番いいのかを考えて生活していきたい」と冷静に語ってました。

奥さんは、もしもの時のためと、医療保険に先進医療特約をつけていたため、高額な重粒子線治療を受けることができたといいます。

角さんの治療は、約2年かかります。

その間、ホルモン療法を受けるのですが、筋力が2~3割低下、体重が増加したり、ほてったりするような症状がおきるそうです。

奥さんは、肉食を抑え野菜中心の食事にし、今、二人でガンを乗り切るため頑張っています。
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前立腺がんといえば、間寛平さんも世界マラソンの途中で発症し、克服されました。その陰には、奥さんを始め家族のサポートがあったから・・と語ってましたね。

がんは、一人で立ち向かうのには大変な病気です。家族の精神的支えは、何よりも強い治療法になるんですね。

年齢的に、私たちの世代はガンを発病する人が、どんどん増えています。早期発見、早期治療のため、健康診断だけはしっかり受けておきましょうね。