乳がん検査をしなければならないのは知っているけど、痛いからいやだ・・、おっぱいが小さいから乳がんにはならない・・、そんな理由で、検査をしない人がいます。

CTやMRI検査など最新の検査法や、痛くない検査が当たりまえの時代なのに、どうしてあんなに痛い検査なの?しかも、毎年やれって言われても・・二度とやりたくない。

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そう思っている方も多いですよね。そんな疑問にテレビ朝日「世の中もっと便利にならないの?」で、マツコさんとクリームシチューが突っ込んでくれました。

ここから番組「マンモグラフィー検査はとにかく痛い!」の内容です

現在、日本人女性の1/12の人が、乳がんを発症しています。

日本でも、乳がん検診を受けるための啓蒙活動やキャンペーンを実施していますが、乳がん受診率は先進国でも最低のレベル。アメリカの80%に比べ、日本は36%しかいないそうです。

受けない理由を聞くと、痛いという理由のほか、乳房が小さくて挟めなと思うから・・という人もいますが、マンモグラフィは乳房が小さくてもしっかり検査できます。

マンモグラフィー検査は痛いか?を一般女性100名にしてみたところ、痛い人は46%という結果がでましたが、痛くないという人も半数います。

マンモグラフィー検査は、乳がん発見の最強の検査方法

マンモグラフィー検査は、縦と横の2方向から乳房を潰してX線で撮影する検査法です。X線は透かして撮影する方法なので、薄くすれば乳腺などが邪魔にならずに精度が上がります。

乳がんの初期段階である石灰化の発見は、マンモグラフィに勝る検査方法はないそうです。

乳がんは、しこりになる前の段階で、がん細胞が死んで石灰化し小さな石の状態になることがあります。マンモグラフィーは、この石灰化した状態をいち早く見つけることができるのです。

石灰化した石は真っ白い点となって見えます。石灰化には良性のものがありますが、一部のものは乳がんのしこりと成長していく悪性のものがあります。

マンモグラフィの弱点は、透かす検査のため、透けにくい乳腺などが多いとしこりが写りにくいことです。

それをカバーするのが、超音波エコー検査です。冷たいジェルを塗って機器を押し当てて検査します。超音波エコー検査は、石灰化は見つけることはできませんが、触っても気づかない小さなしこりまで発見できます。

この2つの検査を組み合わせることで、乳がんの早期発見ができます。

痛くない乳がん検査最新情報 血液検査だけでOK

痛くない乳がん検査法の開発が進んでいます。開発しているのは、国立がん研究センター。この検査法は血液検査だけで乳がんを発見できるそうです。現在、2015年度に先行して実施される予定だそうです。

乳がんは、40代後半~50代の発症率が高いので、必ず検査を受けてくださいね。40代以降になったら、できれば年1回、最低でも2年ごとの検診を受けてください。