いつの間にか、私たちにとって身近な存在になってしまったガン。早期発見し、治療すれば完治もできるようになりましたが、その恐ろしさは、いまでも変わりません。

昨年は、芸能人でも多くの方がガンにかかり、亡くなられました。50代、60代は最も力を発揮できる時だけに残念でなりません。しかし、その病魔に打ち勝ち、元気に生活している方もいます。

小西博之さん55歳、欽ちゃんファミリーのコニタンで人気者になり、その後、渋い俳優として活躍していました。はじめの異変は、炊飯ジャーを開けたとき、「うっ」という気持ち悪さを感じたそうです。

さらに、数日後には食べ物を見ただけで気分が悪くなったと言います。2004年12月、ついに血尿がでました。血尿を見た時は「ものすごく怖かった・・、人生で一番ショックだった」そうです。

数日後、近くの病院で検査を受けたところ、検査途中に医師が突然沈黙・・即大学病院を手配され、再検査の結果、腎臓がんが見つかりました。

腎臓

その大きさは、なんと13センチ。がんに侵された腎臓は周辺の内蔵も圧迫するほど成長しており、「君にステージはない、即死してもおかしくない状態」と宣告されました。

小西さんは、その場ではなんとか強がりをいいましたが、さすがにショックだったそうです。小西さんは、家に帰り風呂に入りながら大声で1時間泣き続けました。

その後、小西さんは正月に実家に戻り、両親と旅行にいく約束をし、手術を決意。ガン宣告から3ヶ月後の2月14日、肋骨から背中にかけV字に大きく切開し、巨大な腎臓ガンを摘出しました。

小西さんを支えたのは、両親への思いと野球で鍛えた精神力。常に前向きに考え、手術後も楽しいことだけを考え闘病しました。

今は、ガンは自分にとって神様からの贈り物と思っていて、自らの体験を役立ててもらおうと講演活動をしています。

また、小西さんの小さい頃からの夢だった、ウルトラ警備隊の隊長役で「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」に出演、劇団「Koni」の旗揚げするなど、以前にも増して活躍されています。

清水由貴子さん自殺の真相を小西さんが語る 爆報!THEフライデー はこちらで紹介しています。