下咽頭がん 声も命も守る「喉のがん」最新治療 WBS

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今、50代~60代で「喉のがん」になる男性が増えているそうです。

咽頭がん

咽頭がんと言えば、つんくさんが命と引き換えに声を失ったのは記憶に新しいかと思います。

声を失う可能性もある「喉のがん」ですが、その治療法は日進月歩で進んでいます。

WBS(ワールドビジネスサテライト)で咽頭がんの最新治療法を放送していましたので、ご紹介します。

声も命も守る下咽頭がんの最新治療

番組で紹介された男性(60代)は、下咽頭がんと言われたとき「しゃべれないくらいなら死んだ方が良い」と思ったそうです。

そんな男性の「声と命」の両方を守ってくれたのが、埼玉県所沢市にある「防衛医科大学病院」です。

男性はのどに違和感を感じ受診したとき、下咽頭ガンと診断されました。

下咽頭ガンは、喉の入り口から食道までの間にあり、声帯と咽頭と気管の裏側に位置しています。

この場所にがんができると、「飲み込みにくい」、「声がかすれる」などの症状がでてきます。

下咽頭ガンは、進行がんでリンパ節に移転しやすいのが特徴です。

早期なら放射線治療、進行して見つかると手術治療となります。

手術の場合、下咽頭は、咽頭と声をだす声帯と背中合わせの場所にあるので、声帯も一緒に摘出することになります。

摘出した下咽頭の代わりに小腸などを移植し、気管は呼吸孔と言う穴を開けて外とつなげます。

これにより「声を失う」、「飲み込む働きの障害」が起こります。

下咽頭ガンの原因は喫煙と飲酒と言われ、発症者数は年間4,400人と増え続けています。

防衛医科大学病院では、声を失わない手術を行うために、特殊な器具を開発しました。

この器具を口に入れて、口から直径0.2ミリのレーザーによりガンを焼き切り切除します。

この手術法により、患者さんの喉を切り開くことなく、がんを取り除くことができます。治療費は、保険適用で約9万円です。

この手術の最大のメリットは、「声を失わない」と言うことです。患者の負担が非常に少なくなり、手術後の機能も良くなったと言います。

声帯を取ってしまった後に声を取り戻す

東京都江東区にある「がん研有明病院」では、声を失った後でも、声を取り戻せる手術を行っています。

男性の患者さん(70代)は、下咽頭ガンで声を失いました。すべてを書いて伝えなくてはならないため、非常に不便を感じていたそうです。

この患者さんの声を取り戻したのは、「ボイスプロテーゼ」というシリコン製の短いチューブ。

下咽頭を取り除いた後、移植した小腸と気管をこのボイスプロテーゼでつなぎます。

その後、ハンズフリーと言う機器を喉の外に付けて、これで声を出します。

ハンズフリーは、今年3月に保険適用になりました。ハンズフリーを含む治療費は、保険適用で約6万円です。

下咽頭ガンの手術は、飲み込む機能やしゃべる機能に関わるので、治療は慎重に選びたいですね。

一度声を失ってしまった方も、医学の進歩で声を取り戻すこともできる時代になりました。


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